ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : スポーツ

ベーブ・ルース

2018.06.30

第273話 ベーブ・ルース

ゲストコメント
病理医 向井万起男さん「アメリカと野球のちょっとイイ話」
病理医 向井万起男さん
── 先生の最新刊から、ちょっと触りだけでも

ルー・ゲーリックは引退試合で演説をしたのですが、その「Today, I consider myself the luckiest man on the face of the earth(私は自分のことをこの地球上でもっとも幸運な男だと思っています)」というフレーズは「野球界のゲティスバーグ演説」と呼ばれ、アメリカの野球ファンの間で非常に有名です。

ゲティスバーグ演説といえば、リンカーン大統領の「government of the people, by the people, for the people(人民の、人民による、人民のための政治)」ですが、この有名な演説、実はその後に「shall not perish from the earth(地球から消してはいけない)」と続きます。最後の「the earth」が同じなので「野球界のゲティスバーグ演説」というわけです。

映画『打撃王』でルー・ゲーリックを演じた俳優のゲイリー・クーパーは、第二次世界大戦の時に兵士の慰問のため各地を巡りました。そしてどこへ行っても「あの演説を」とリクエストされたんだとか。アメリカ人の兵士たちは、ゲイリー・クーパー演じるルー・ゲーリックの演説に涙を流したそうです。

── そのチームメイトにして最大のライバルがベーブ・ルースですね

ヤンキースが背番号を採用したのは1929年から。つまり1920年にレッドソックスからヤンキースへ移籍したベーブ・ルースは、10年間は背番号なしでプレーしていました。そして背番号を採用した時、各選手の番号は打順で決めました。だからベーブ・ルースは3番だし、ルー・ゲーリックは4番なんです。

ベーブ・ルースが13勝+11本を記録したのが1918年。今年、大谷翔平が2桁勝利と2桁本塁打を記録すればピッタリ100年ぶりだったんですが、故障してしまったのは本当に残念です。ベーブ・ルースはその1918年に初の本塁打王を獲得。翌1919年は29本、さらに1920年は54本と、いきなり数字が増えていますが、これは飛ぶボールのせいでしょう(大リーグ機構は頑として認めませんが)。

MLBの歴史でいきなり本塁打が増えたことが3回あります。最初はベーブ・ルースの全盛期、2回目は20世紀後半のステロイド時代、そして今現在のフライボール革命です。ただ、フライボール革命は「ホームランか三振か」という大味な野球になりがちですし、無理をして怪我をする選手も多いので、私は疑問に感じています。
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