ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

火星

2018.07.28

第277話 火星

ゲストコメント
国立天文台 副台長 渡部潤一さん「大接近中の火星、実は地球に似てる部分も…」
国立天文台 副台長 渡部潤一さん
── 火星ってどんな惑星なんですか?

火星はちょっと小さめの惑星で、直径は地球の半分くらい。その分、重力も弱めで、表面の重力は地球の1/3くらいです。そして重力が弱いので、大気がどんどん宇宙空間へ逃げていってしまって、今は地球の1/100くらいしか大気がありません。

ただ、昔はわりと地球に似ていたようです。火星の表面を見ると、川のような水が流れた跡や、火山の跡など、地球で起こっている現象の痕跡がたくさん残っています。今はもう火星の表面に水は残っていませんが、40億年くらい前の火星は地球とほとんど同じ環境だったんじゃないかと考えられています。

── 40億年前……想像もできません

地球や火星ができたのはだいたい46億年前と言われていて、最初の数億年は広大な海もあったようです。しかし大気がなくなってしまうと、人間にたとえれば寝床で毛布がなくなってしまうようなもので、熱が逃げてしまうんです。それで現在の火星は平均気温が-50℃くらいの非常に寒い世界になってしまいました。一番暖かい赤道付近で0℃いくかどうかですね。

火星が地球に似ていると言われるのは他にも理由があって、自転の周期が24時間とちょっとと、地球とほぼ同じなんです。さらに自転軸が傾いているのも地球と同じなので、火星には四季があります。火星を観察していると、北極や南極の氷が季節によって増えたり減ったりしているのが分かるんです。実際には氷と言っても、大気の主成分が二酸化炭素なので、ドライアイスですが。

── 今回、その火星が大接近するそうですね

火星も地球も太陽の周りをグルグルと回っています。地球は1年で1周ですが、火星は1年8ヶ月で1周。その両者が近づくタイミングは2年2ヶ月ごとです。そして接近する場所によって距離がけっこう違って、遠い時は9000万kmくらいなんですが、今回は6000万kmを切るので「大接近」と呼ばれています。

大接近のおかげで、現在、火星は夜空でもっとも明るい星として輝いています。都会でも今なら肉眼で見えるでしょう。7月31日の大接近の頃は太陽の反対側に火星があるので、ちょうど真夜中頃に南の空で火星が一番高く上がります。そして大接近を過ぎて、夏休みも後半になれば、上ってくるのが早くなります。前後1ヶ月くらいなら見た目はそんなに変わらないので、ぜひ夜空を見上げてみて下さい。
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