ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

月見

2018.09.15

第284話 月見

ゲストコメント
和文化研究家 三浦康子さん「お月見のやり方と楽しみ方」
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和文化研究家 三浦康子さん
── 月見とはどんな行事ですか?

旧暦8月15日の月を「中秋の名月」と呼びます。つまり「秋の真ん中の名月」という意味ですね。旧暦では7月を初秋、8月を中秋、9月を晩秋と捉えていて、秋晴れの多い中秋は、澄んだ空に月が美しく見えるので、それを鑑賞するのがお月見という行事です。

でも実は旧暦の8月15日が満月とは限りません。満月になる年もありますし、翌日や翌々日が満月という年もあります。むしろズレることの方が多いので、月齢カレンダーで「今年は一致するんだ」「今年はズレるんだ」と確認するのもおもしろいでしょう。ちなみに今年の旧暦8月15日は9月24日で、翌日が満月です。

── 月見といえばお団子が付きものですね

日本は稲作文化が根底にあるので、様々な行事でお餅やお団子をお供えします。月見団子もそのひとつ。まん丸に作るのは満月に見立てているからです。物事の結実や健康、幸福などへの想いを込めてお団子を丸めます。

お団子の数は十五夜にちなんで15個が基本です。一番下の段に3×3で9個、二段目は2×2で4個、そして三段目に残りの2個並べるのですが、その2個は神事では正面から見て縦に並べ、仏事では横に並べるという違いがあります。一般家庭ではそこまでこだわらなくても良いと思いますが、そういうしきたりなんだということだけ知っておいて下さい。

15個のお団子が難しければ、十五夜の「五」にちなんで5個でも構いません。「何かしらの想いを形にする」ということを考えると、数を決める時の参考になるでしょう。5個なら下に4個で上に1個の二段ですね。お団子を飾る場所はお月様から見える場所。現代のご家庭なら窓辺ということになると思います。

── 他にお月見の習わしはありますか?

もうひとつ、お月見の大切な飾りがススキです。ススキは月の神様が降りてきて下さる依り代。本当はススキではなく稲穂を飾りたいところなんですが、時期的にまだなので、稲穂に似たススキが選ばれたのではないかと考えられています。

それから、もし曇り空で月が見えなくても、お月見をして構いません。見えないだけでお月様はそこにちゃんとありますから。雲で月が見えないことを「無月」、雨で見えないことを「雨月」と呼びますが、それもまた風流のひとつとされています。
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