ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

アニメ

2018.09.22

第285話 アニメ

ゲストコメント
アニメーション監督 片渕須直さん「日米でこんなに違うアニメーションの制作」
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アニメーション監督 片渕須直さん
── 片渕さんはどういう経緯でアニメの世界に?

1981年、僕が大学3年の時、宮崎駿さんがテレビアニメ『名探偵ホームズ』を作った時に「シナリオを書ける若い人はいないか」と大学の映画学科に声を掛けて下さったんです。僕はシナリオを書いたことはなかったんですが、大学の先生に「君、書いたことのあるふりをして行ってきなさい」と言われ、シナリオを書いて持っていったら合格したのが最初でした。

当時は、後に『新世紀エヴァンゲリオン』を作る庵野秀明さんなど、ちょうどその頃にアニメーションを志して入ってきた人が多くて、人が増えた時期でした。でも仕事がそんなにあったわけではないので、アメリカの下請けの仕事もけっこうありましたね。日米合作の話もあって、僕もアメリカへ行ってディズニーの人に教えてもらったりしました。

── アメリカのアニメ制作は日本とはやり方が違うんですか?

かなり違います。たとえばアメリカでは最初に役者さんのセリフを録音して、そのテープを聴きながら声に合わせて絵を描くんです。人物の口の動きもセリフにちゃんと合うように作ります。日本は絵が先で、セリフのスピードやタイミングを想像しながら描いて、そこに声を合わせます。

だからアメリカのタイムシートにはセリフを母音と子音に分解した情報まで書き込まれ、それに合わせて口の動きを描いていました。さらに向こうではボディランゲージも重要ですし、そういう違いを勉強する中で、もともとアニメーションはミュージカルに近い感じで始まったのだろうなと感じたりもしました。

── 同じアニメでもアメリカと日本でずいぶん違うものなんですね

当時はまだ日本のアニメーションはあまり知られていなかったので、宮崎駿監督の『ルパン三世 カリオストロの城』をサンプルとして持っていったんです。それを見たディズニーのスタッフも「我々とはやり方が違うけど、このやり方も良いかもしれない」とずいぶん刺激を受けていたようです。

そもそもアメリカではプロデューサーがシナリオから演出まですべてを仕切ります。いろんなアニメーターが「こういうことをやりたい」とアイデアを出して、その中からプロデューサーが「これはおもしろいね」と採用するんです。日本ではアイデアを出すのは監督ひとりだったので、こういうやり方もあるのかと驚きました。
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