2018.11.24
第294話 麻雀

女子プロ雀士 岡田紗佳さん「プロ雀士にも意外な苦労があるんです」

『THEわれめDEポン』だったんですが、その日はあまり調子が良くなくて、役満を上がっても優勝はできない状況だったので、「テンパっただけでも良しとしよう」くらいの気持ちだったんです。でもツモって「ああ、出したんだ」と。正直、その瞬間はそこまで興奮しませんでした。
でも九蓮宝燈はめったに出ない役満で、毎日1局やって700年に1回の確率だそうですね。「上がったら死ぬ」という伝説もあって、会う人みんなに「体調大丈夫?」と気遣われたり。私の前にテレビ対局で九蓮宝燈を上がったのは故・小島武夫先生なんですが、私とまったく同じ形だったそうで、「小島先生が舞い降りたのでは」と言われたりもしました。そんなこともあって、後になってから「そんなにすごいことだったのか」と思っています。
── モデルとして活躍する岡田さんはいつからプロ雀士に?
プロ雀士としては2年目なので、まだまだ新人です。プロになるには実力を計る対局や筆記テストの他に、人間性を見る面接も行われます。月1回の対局テストを半年くらい行うなど、私が所属している日本プロ麻雀連盟はかなり審査が厳しいですね。
麻雀は運の要素もあるので、プロテストで見られるのは結果だけではありません。マナーや所作、打ち筋などを先生が見て判断します。現在は女子のプロ雀士は全体の2〜3割くらいでしょうか。Mリーグでも二階堂亜樹さんが活躍しているので、そういう番組を見て「麻雀をしたい」と思う女子が増えたら良いなと思います。
── 男性と女性で麻雀の打ち方に違いはありますか?
女性は強めの打牌が多くて勝負どころで踏み込むのに対して、男性はリスクを負わないことが多いですね。特に大会の決勝など、大きい舞台になるほどその傾向は顕著になります。だから長期のリーグ戦は男性の方が向いているのですが、短期の瞬発力勝負なら女性の方が向いていると思います。
ちなみに私の所属している団体では、試合中のお喋りは禁止。これは会話で相手を惑わすのを防ぐためで、普通の日常会話もダメです。ところが逆に『THEわれめDEポン』のようなバラエティ番組だと、番組を盛り上げるために喋らなくてはいけません。麻雀しながら喋ることに慣れていないので、いつもけっこう困っています。
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