ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

書道

2019.01.12

第301話 書道

ゲストコメント
書家・書道家 佐藤容斎さん「意外と身近なところに書道があります」
書家・書道家 佐藤容斎さん
── 書道の上手い下手ってどこで見るんですか?

形のとり方もありますし、気持ちが堂々として書いているかとか、体の使い方なども見ています。たとえば行書で回転する線を書こうと思ったら、ちゃんとした体の動きの結果として字の形ができるんです。そういうところは音楽やスポーツに似ている部分もあります。

テレビ番組『TEPPEN』で審査員をした時、ぺこさんに優しい点をつけたのでは?などと言われましたが、それは収録前の練習を見て非常に型が決まっていたからです。姿勢が非常に良く、筆の持ち方、構え方を見て、書道をしっかりやった人だというのが分かりました。

── ぺこさんは緊張のあまり途中で止まったりしていましたが

その緊張感が良かったと思います。書は音楽のように時間が決まっているものではないので時間に関しては緩やかな部分があって、自信がない状態で無理をして書くよりも、ひとつひとつをしっかり書いた方が良い書になる場合が多いんです。迷いは必ず筆に表れます。そういう時は一度筆を離して、もう一度やり直すというやり方が書では可能です。

優勝したのはゆりやんレトリィバァさんでしたが、彼女も書けなくなったところで一回やめていましたね。そしてまた気持ちを取り直して書き直していました。途中で書けなくなったのは緊張感からだと思います。それが迷いというよりは一生懸命な雰囲気がありました。緊張感はないと良い字は書けません

── 4月に新元号が発表されますが、「平成」の発表の時はどんな書でしたか?

もちろんそれなりの人が書いたのでしょうが、「平」の最後の縦画がちょっと揺れていたので、相当急いで書いたのではないかと感じました。あそこはスッと空中に上げる「懸針」という方法で書くのですが、そこを迷いなく上げるのが難しいんです。

書道は団体が非常に多く、統一された段位制度はありません。ただ、先生のお手本を習うのは「習字」で、古典の名品を習うのが「書道」。古典を学ぶことで、技術だけではなく、その時代の背景や、書いた人の心情も学びとる。そうすると創造性が養われ、創作ができるようになります。

ちなみに書道には「篆書(てんしょ)」「隷書(れいしょ)」「行書」「草書」「楷書」と5つの書体があります。篆書と隷書はあまり聞き慣れないかもしれませんが、お札の「日本銀行券」「千円」という字が隷書。そしてその右下のハンコが篆書で「総裁之印」と書かれています。パスポートの「日本国旅券」も篆書です。ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
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