ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : 旅・観光

南極

2019.01.26

第303話 南極

ゲストコメント
国立極地研究所 本吉洋一さん「南極に観測隊を送る理由は」
国立極地研究所 本吉洋一さん
── なぜ南極を観測するのでしょう?

それは今の地球の状態を一番良く知ることができるからです。南極の氷は平均で2000m、一番厚いところで4700mもあります。これは岩盤の大陸の上に降り積もった雪が氷になって残っているから。南極は降水量が圧倒的に少ないことから「氷の砂漠」「白い砂漠」などと呼ばれることもあります。それでも長い年月をかけて降り積もった雪がそんな厚さになっています。

そして、もともと雪はたくさん空気を含んでいるのでフワフワしています。それが氷になった時、空気が小さな気泡になって氷の中に閉じ込められるんです。それを取り出せば、過去の地球の大気がそのまま残っているので、当時の気温や炭酸ガス濃度が分かるんです。

── それでも南極まで行くのは大変そうですね

南半球の南緯40度から60度くらいまでは低気圧の通り道なので、常に暴風圏になっています。だから南極を目指す船は、だいたい1週間くらいは揺れっぱなしです。私が経験した中で一番酷かったときは、船が左に45度傾いたと思ったら、次は右に45度傾くという揺れでした。今の新しい「しらせ」になって、だいぶ揺れが抑えられるようになりましたが、昔は本当に大変でした。

南極観測隊は西オーストラリアのフリーマントルという港まで飛行機で行って、そこから船に乗り込むのですが、出航したらすぐに揺れ始めます。もともと砕氷船が非常に揺れやすいという事情もありますが。氷に乗り上げて自重で氷を割るので、底が丸っこくなっていて、普通の船のように波を切るための形をしていないんです。

── 現在の「しらせ」は2代目なんですね

2代目の「しらせ」は世界でも有数の強力な砕氷船です。他の船を助けたことも何度かありますし、逆にしらせが氷に閉じ込められたら助けられる船はありません。そんな「しらせ」だからこそ、昭和基地の1km以内まで近づいて大きな荷物を運んだり、パイプを繋いで直接基地のタンクへ燃料を送れるようになりました。

ちなみに南極は昭和基地の反対側にエレバス山という活火山があります。海岸沿いでは温泉も湧き出ていて、観光客が水着に着替えて入浴しているようです。南極はどこの国にも属していないので、観光利用も自由にできますし、パスポートやビザも必要ありません。でも環境保護のために南極へ行く人は届け出をしなければいけません。日本でしたら環境省が窓口になっています。
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