ピートのふしぎなガレージ

  • facebook
  • twitter
  • google+
エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : カルチャー

節分

2019.02.02

第304話 節分

ゲストコメント
小笠原流礼法宗家 小笠原敬承斎さん「節分で厄を祓って健やかな1年を」
小笠原流礼法宗家 小笠原敬承斎さん
──節分ってどんな行事なんですか?

まず、節分は年に4回あることをご存知でしょうか? 立春・立夏・立秋・立冬、それぞれの前日、つまり年4回の節分があるんです。「節分」という字の通り「季節を分ける」という意味ですね。そして古来から日本人は、季節の変わり目は厄(悪いもの)が憑きやすいと考えてきました。そこで厄を祓い、自分自身を清めるために行ったのが節分です。

さらに現在の節分のルーツとしては「追儺(ついな)」という行事もありました。これは中国から伝わった行事で、大晦日に悪いものを追い払うもの。それが節分と結びついて、立春の前日の2月3日に行う節分が特に重要視されるようになったんです。追儺が宮中行事として伝わったのは奈良時代ですが、節分と結びついて庶民に広がったのは江戸時代と言われています。

── 厄とか悪いものを祓うというのはどういう意味なんでしょう?

昔から日本人の潜在意識には、その人自身はもちろん、その人が使う物、周りの環境など、すべてを清浄化しようという意識が強くありました。たとえばお金を人に渡す時に紙で包んだり、お菓子を白い紙の上にのせたりするのは、白という色が清浄化を表しているからです。そうやって清浄化することが、相手を大事に思っている気持ちを表していると日本人は捉えてきました。節分で豆を入れる升や、正月に鏡餅をのせる台(三宝)が白木なのも同じ理由です。

── 節分の豆まきはどうやるのが正しいのでしょうか?

節分に関しては、特に細かいルールは小笠原流礼法には伝わっていません。そこでだいたいの目安としてお話ししますが、豆をまく役は家長か厄年にあたる方と言われています。豆をまく場所は、家の一番奥の部屋からという説や、鬼門と呼ばれる北東からという説があります。時間帯は夕方以降です。

焼嗅(やいかがし)と呼ばれる節分飾りは、外から悪いものが入ってこないようにするためのもの。とげとげしたヒイラギの葉と、焼いたイワシの頭の臭いが、鬼を防ぐとされています。飾る期間は1月15日の小正月からというところもありますし、節分の日だけだったり、2月いっぱいまでなど、地域によって様々です。

豆まきが終わった後、年の数だけ豆を食べるのも厄払いのため。清浄化された豆を食べることで、体の中も浄化されると考えられています。昔は誕生日という概念のない数え年だったこともあって、年の数だけ豆を食べることでエネルギーをたくさん蓄えることができるとされました。
  • mixiでシェアする

JFN37局ネット

FM愛媛、FM長崎は18時~、FM青森は19時~放送

AIR-G'(FM北海道)・FM青森・FM岩手・Date fm(FM仙台)・FM秋田・FM山形・ふくしまFM・TOKYO FM・FM栃木
FM-NIIGATA・FM長野・K-mix・FMとやま・FM石川・FM福井・FM AICHI・FM GIFU・FM三重・FM滋賀
FM OSAKA・Kiss FM KOBE・FM山陰・FM岡山・HIROSHIMA FM・FM山口・FM香川・FM愛媛・FM徳島 FM高知
FM FUKUOKA・FM佐賀FM長崎・FM熊本 FM大分・FM宮崎・FM鹿児島・FM沖縄