ピートのふしぎなガレージ

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カテゴリー : アウトドア

春のアウトドア祭り

2019.04.20

第315話 春のアウトドア祭り

ゲストコメント
国立天文台 副台長 渡部潤一さん「ブラックホールが見えた大事件」
国立天文台 副台長 渡部潤一さん
── この時期はどんな夜空が見られますか?

今年は5月5日が新月なので、月明かりのない、星を見るには最高の夜空を楽しめます。5月6日には秋の星座の水瓶座がちょっと上がってきて、そこから飛び出すような流星群が見られます。この流星群は南半球では1年でもっとも活発な流星群で、北半球でも条件が良ければ1時間に20〜30個の流れ星が見られるでしょう。

── 先日はブラックホールの観測が話題になりました

ブラックホールは何でも吸い込んでしまって光も出てこないので、普通は見ることができません。でもブラックホールの周りには吸い込まれる直前の物質があり、それが光っているんです。そこで今回は世界中の電波望遠鏡を組み合わせて一斉に観測し、ブラックホールに落ち込む物質と、真っ暗なブラックホール本体を見ることができました。

今回、我々が見たのはM87と呼ばれるおとめ座銀河団の中の銀河です。これは我々のいる銀河系の何十倍もあるような巨大な銀河なんですが、どうもその真ん中に巨大なブラックホールがあり、そこからモノが吹き出しているということが分かっていました。

ブラックホールはあらゆるものを吸い込むのですが、吸い込まれずに残った物質が上下にものすごいスピードで吐き出されます。M87はその吐き出された物質がすごい量なので、巨大なブラックホールがあるんじゃないかと考えられていたんです。その質量は太陽20億個分とも言われています。今回はその姿を電波望遠鏡で見ることができました。

── 太陽の20億個分……想像もつきません

私個人としても「人類はここまで来たか」という思いです。ブラックホールを見るのはまだまだ先だろうと思っていたのですが、今回は国を超えた世界的な協力で観測が実現したことに感激しています。しかも見えた姿が、理論研究者の予測とほとんど変わらなかったんです。これは本当にすごいと思います。

近年は天文学者が考えているよりも新発見のペースが速くなっています。たとえば地球に似た惑星を発見するには100年くらいかかるだろうと思っていたのですが、最近は星座を作っている星の周りに続々と見つかっていたり。中には地球と非常に似た環境を持つ惑星も見つかっているので、宇宙生命の証拠を掴むのも時間の問題じゃないかと思うようになりました。この10〜20年は本当に楽しみです。
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