ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : アウトドア

春のアウトドア祭り

2019.04.20

第315話 春のアウトドア祭り

ゲストコメント
アルピニスト 野口健さん「アフリカの草原でキャンプをしたら」
ポッドキャストを聴く
アルピニスト 野口健さん
── 野口さんはどんなところでキャンプを?

僕はよくアフリカでキャンプをやっていました。山じゃなくて草原です。ケニヤやタンザニアに行くと、観光客がクルマで草原を走って、ゾウやライオンの写真を撮っている光景はよく見かけます。でも、それじゃつまらないので、僕は歩きたいと思ったんです。

ちょうどその時、タンザニアで「ウォーキング・サファリ」という催しが実験的に行われていました。ライオンやチーターのいる草原にクルマで行って、その先をトレッキングをするという企画です。一応、鉄砲を持ったレンジャーはひとりいましたが、僕らはテントを背負ってアフリカの草原を歩きました。

── 猛獣のいる草原を歩くって危なくないんですか?!

おもしろいもので、クルマに乗っている時はライオンを見かけても「もっと近づいてくれないかな」なんて余裕ぶっこいています。でもクルマを降りた瞬間、ものすごく不安になって「あっ、ハゲタカが飛んでる!」と気付いたりしました。ハゲタカが飛んでいるということは、ヌーかなにかの死体があるということです。ということは、たぶん近くに何かしらの肉食獣がいる。そう思うと、草むらでガサッと音がするだけで敏感に反応するようになりました。

木の下を歩くときもレンジャーに「首を守れ」と言われました。ヒョウやチーターは木の上から飛び降りてきて、首から鼻をガブッと噛んで呼吸ができないようにして窒息するのを待つんだそうです。だから木の下を歩くときは「両手で首のサイドを守れ」と。

── そして夜はテントに泊まったんですか?

はい。ライオンやチーターなどの野生動物は夜に活動します。だからレンジャーは「トイレに行くときは起こせ」と言っていたのに、イビキをかいて寝ているレンジャーがどうやっても起きないんです。仕方なくひとりでテントから出て、5mくらい離れて用を足そうとしたら、暗闇に目がいっぱい光っているではありませんか。慌てて逃げ出して、おしっこがあちこちにかかりました。

でも本当にヤバいのはゾウカバサイです。アフリカで人間が一番殺されている動物はこの3つですから。一度、早朝に朝日を眺めていたら、木々の間から現れたゾウのファミリーが目の前を横切っていったことがありました。身動きひとつできないこちらを尻目にゾウは悠々と歩いていったのですが、こちらをチラチラと見るゾウと目が合ったときの恐怖といったらありませんでした。
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