ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : アウトドア , カルチャー

虫除け

2019.07.27

第329話 虫除け

ゲストコメント
昆虫学者/国立環境研究所 生態系環境研究センター 五箇公一さん「環境の変化で新しい害虫が出てきています」
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昆虫学者/国立環境研究所 生態系環境研究センター 五箇公一さん
── 蚊に刺されやすいのはどんな人ですか?

が獲物を感知する目印は呼気に含まれる二酸化炭素だと考えられています。さらに近づいてから獲物を特定するのに汗の臭い体温を複合的に探知しているようです。最近は足の裏の常在菌も話題になりました。常在菌の多様性が高いほど蚊が寄って来やすいという研究結果が出ています。

この研究は、ある高校生が「自分よりも妹の方が蚊に刺されやすいのは何故か」と疑問を持って調べた結果です。おそらく一番蚊を呼び寄せる物質が足の裏から出ているのでしょう。ですから足の裏をキレイにしたり、除菌タイプの靴下を履けば、蚊に刺される頻度は下がるはずです。

── 蚊の他にもアウトドアで気をつけた方が良い虫はいますか?

マダニです。一番気をつけたいのは鹿やイノシシの獣道。マダニが動物が来たら乗り移って血を吸おうと待ち構えています。犬を散歩に連れて行くと、犬の顔や耳にマダニがつくケースもよくあります。そのダニが家に持ち帰られて人間に移ることもあるので注意して下さい。

昔はダニに噛まれてもそれほど気にしなくて良かったのですが、最近は重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という新しいウイルスが急速に流行しています。しかもこのウイルスは猫も発症するんです。2017年にはSFTSに感染した猫に噛まれた女性が亡くなるという事件も起きました。こんな風にグローバル化と温暖化で環境が激しく変わる中で、予想もしていなかった病気や害虫が発生するケースが出ています。

── その他にも注意した方が良い虫がいたら教えて下さい

ニュース等で話題になったヒラズゲンセイという昆虫は、赤いクワガタみたいな3〜4cmくらいのなかなか格好良い虫。めったに見ることができない希少種だったのに、最近関西の方で増えているらしいんです。でも触ると毒のある体液を出して、火傷のような怪我をするので触らないようにして下さい。

トコジラミ(南京虫)はカメムシの仲間ですが、血を吸います。そして噛まれると唾液でかぶれて、ものすごく痒いんです。一時、姿を消していましたが、また世界中で発生しはじめていて、しかも薬剤が効かない系統が出てきています。一説にはトコジラミを食べていたゴキブリを駆除したから大発生したという声もあります。だからと言ってゴキブリを増やすわけにもいきませんし、都市という新たな環境の生態系もバランスが難しいものです。
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