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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

新聞

2019.10.05

第339話 新聞

ゲストコメント
博報堂DYメディアパートナーズ 新聞局 城本久嗣さん「世界的に進みつつある新聞のデジタル化」
博報堂DYメディアパートナーズ 新聞局 城本久嗣さん
── 今、新聞ってどれくらい読まれているんですか?

2018年の統計で約4800万部です。これが1日の発行部数なので、けっこうありますね。一番多いのは読売新聞です。

でも2000年の統計では約7100万部だったので、だいぶ減っているとも言えます。ただしこの数字は紙の発行部数なので、デジタル版に移行した人が含まれていません。新聞を読む人がここまで減っているというわけではないと思います。

── 新聞のデジタル化はいつ頃から始まったんですか?

2000年代の後半から始まって、2010年代になると各新聞社が出揃った感じですね。今でも各紙、デジタル版の利用者は増え続けています。

具体的には、日本経済新聞の本紙とデジタル版を合わせた総購読数が約300万。その内、デジタル版の有料会員数が約72万人です。全体としても概ねそれくらいの割合だと考えて良いでしょう。都市部に住んでいる単身者などに電子版を利用している方が多い印象です。

デジタル版の料金設定は新聞社によって違います。読売新聞だと、本紙を取っている人は、全員がデジタル版も読めるサービスを行っています。朝日新聞は本紙とデジタル版が別々の契約ですが、両方セットで契約すればお得になるという設定です。

── 世界的には新聞ってどうなっていますか?

世界でも発行部数は減少傾向にあると思います。まだ日本は発行部数がある方でしょう。新聞を家に届ける宅配サービスがしっかりしているので、そこが部数を守っている部分もありますから。海外でも宅配してくれる新聞があるにはありますが、日本ほど販売網が全国にあるところは他にそうありません。

発行部数が多い国と言えばインド。その数、実に3億部です。人口が多いのも理由のひとつですが、IT先進国のインドで紙の新聞がこれだけ多いのは私も意外でした。ヨーロッパでは、ドイツ、スウェーデン、イギリス、フランスなどが500万部を超えるくらい。アメリカにも『ウォール・ストリート・ジャーナル』や『ニューヨーク・タイムス』など数多くの新聞社があります。

海外の新聞社もデジタル版にすごく力を入れています。もともと『ニューヨーク・タイムス』は広告売上の方が、販売売上よりも多い事業構造でした。それが今ではデジタル版の購読者が増えて販売売上の方が多くなり、事業構造が逆転してしまったほどです。
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