2019.12.21
第350話 ドライフルーツ

(株)テクセルジャパン 坂口亮さん「新しいドライフルーツの形」

言葉の通り、凍らせて乾かす技術です。お味噌汁を持ち運べるようにした製品などが一般的ですね。その技術をフルーツに応用したのが弊社の「ミライフルーツ」です。もともと韓国にそういう商品があって、ママさんが子供に食べさせているところを見て「日本でも広めたい」と開発しました。
フリーズドライで作ったドライフルーツは、とにかく軽いことに皆さん驚かれます。軽すぎて、パッケージを手に取った時に「中身ちゃんと入ってるのかな?」と思ってしまうくらいです。それで500円するので、なかなか消費者に良さが伝わらないというのが当初の悩みでした。
── たしかに紙を1枚、ペラッと持ったくらいの感覚です
そうなんです。品質を守るために中が透けて見えるパッケージにするわけにもいかなくて大変でした。それでも少しずつ口コミで広がって、今では多くのお店で扱っていただけるようになりました。ベビーフードとして売られているので、大手のベビー用品店でしたらいろんなところで扱ってもらっています。
こんなに軽いのはフリーズドライ製法だとほぼ100%の水分が抜けるからです。この製法だと添加物を入れなくても長期保存が可能なのが最大のメリット。そして肝心の味は素材そのままです。砂糖や甘味料は一切使わずに、素材の味だけで勝負しています。
── そうなるとカロリーも控えめですか?
1袋まるごと食べても36kcal。これはおにぎりの1/3〜1/4しかありません。それなのにビタミンや食物繊維がほぼそのまま残っているので、夜中に小腹が減って何かを食べたくなったら、ぜひお煎餅ではなくこちらを思い出していただければと(笑)。
味はいちご、りんご、バナナ、パイナップル、みかん、メロンの6種類が出ています。いちごは粒のまま入っているので、見た目と香りはパックで売られている生鮮のいちごと変わりません。価格もほぼ同じで、未開封なら2年保ちます。栄養も100%ではありませんが他の加工食品に較べれば残っていますし、違うのは食感くらいです。みかんもぱっと見では生と区別が付きません。ビタミン不足の方にもおすすめしたい製品です。
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