2020.01.04
第352話 ネズミ


昔はいろんな種類のネズミが海外から輸入されていたのですが、今は法律上、日本で認められたところからしか入れられないので、ペットとして飼えるネズミの種類はかなり限られるようになりました。軽い体重と優れた嗅覚を活かして地雷の探索・除去に活躍しているアフリカのオニネズミなんかも昔は入ってきたんですが、今は規制されています。
種類としてはハムスターの類いが一番多いですね。ハムスターはとても可愛いですし、子供が飼うならハムスターからというイメージがありますが、実はハムスターは触られるのが好きじゃないので嫌がって噛んだりします。ペットはコミュニケーションが目的で飼う方が多いので、そういう点ではあまりおすすめしません。
── ペットとして飼うならどんなネズミがおすすめですか?
名前を覚えて、声を掛ければ来てくれるラットがおすすめです。ラットは体がちょっと大きめなので、お子さんが扱いづらそうに見えるのか、人気があるのはラットよりも小さいファンシーマウス。でもラットは頭が良くて社会性が高いので、体の弱っている仲間を助けたりもします。親切にしてくれる人をちゃんと認識しますし、呼べば来てくれるペットです。
マウスは体が小さい分、そこまでの賢さはありません。でもウチの子は手にのせるとそのままそこにいますし、3歳児のおままごとの相手もします。子供がテッシュを敷いて、その上にマウスを3匹くらい並べて「動いちゃダメよ」と言うと、空気を読むのか大人しくそこにいます。
── 鳴いたりはしないんですか?
ペットとして飼われているマウスはそんなに鳴きません。でも最近、日本原産のハツカネズミで歌うように鳴くネズミが発見されて、YouTubeで「さえずるマウス」で検索すると出てきます。ラットは声でコミュニケーションすることを知っているので、人間に甘えるために鳴くこともあります。
ラットは冬になるとパーカーのポケットに入って来て、なかなか出ようとしないくらい懐きます。飼い主というよりは一緒に生活している群れの仲間のひとりみたいな認識のようです。人間が紐を引っ張って電灯を消すのを見て覚えて、自分でもやろうとしたり、体重が軽いから実際にはできないんですけど、それくらい頭のいい動物です。
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