ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

イヤホン

2020.02.08

第357話 イヤホン

ゲストコメント
「凛として時雨」ドラマー ピエール中野さん「イヤホンで音楽を聴くのに必須なモノ」
「凛として時雨」ドラマー ピエール中野さん
── 中野さんはどうしてイヤホンマニアに?

プレーヤーとしてというよりは、音楽を楽しむために環境を整えようとしたのが最初の入り口でした。その頃はもうインターネットが普及していたので調べるのもわりと簡単で、とりあえず「この機種を買っておけば間違いない」と言われていたアルティメット・イヤーズの名機《TRIPLE.Fi 10 PRO》(通称:テンプロ)を買ってみたんです。

そのイヤホンはトリプルドライバを採用した製品でした。簡単に言えば、通常は片側1個だけのスピーカーが3つもあるイヤホンで、それぞれが低音域・中音域・高域の音を出し、そのバランスを取ることで分離が良くて解像度も高い音を実現していたんです。そうしたら今まで聴こえてなかった音がいっぱい聴こえてきて、とにかく驚いたのが最初でした。

── イヤホンのメーカーとしてはどこが有名なんですか?

先ほどのアルティメット・イヤーズはもともとヴァン・ヘイレンのステージ・モニターをやってた人が起ち上げたブランドで、ステージ・モニターとして一世を風靡したメーカーです。そしてある時、リンキン・パークのメンバーが「これ本当に音が良いからリスニング用を作ろうよ」と言って作ったのがテンプロだったんです。

モニター用のイヤホンもいろいろ試したんですが、ウェストンというメーカーの《ES60》という機種が出た時に「もうモニターはこれで完成してる」と思ったので、それ以降は変えていません。好みにもよるんですが、ES60は生々しすぎないのが良いですね。まるでイヤホンを付けていないような音や臨場感の機種を探していたので、ES60が究極だなと。

── イヤホンって形が自分の耳に合う合わないってありませんか?

耳の型を取って合わせてくれるイヤホンも売っています。市販されている通常のイヤホンをユニバーサルタイプと言うんですが、それに対して自分の耳に合わせて作るイヤホンをカスタムIEMと呼びます。ソニーの《Just ear》はエンジニアと相談しながら音質まで調整してくれます。価格はプリセット調整で20万円、個人に合わせた調整をするなら30万円。高額なスピーカーと較べればそれほどでも……と思える人が作っています。

音源に関しては、データ量の重いハイレゾも人気ですが、個人的にはMP3の方が軽くて好きです。Spotifyの最高音質で聴けば問題ないというタイプですね。端末に保存した音楽を再生する時は「カイザートーン」みたいな高音質アプリを使ってイコライザーをかませれば、音質があからさまに良くなるので、ぜひ試してみて下さい。
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