ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : グルメ

昆虫食

2020.03.14

第362話 昆虫食

ゲストコメント
昆虫料理研究家、昆虫料理研究会代表 内山昭一さん「食糧危機の切り札となる昆虫食」
昆虫料理研究家、昆虫料理研究会代表 内山昭一さん
── 昆虫食って海外では普通なんですか?

海外と言っても広いので地域によりけりですね。比較的食べられているのは東南アジアやアフリカ、南アメリカなどの暖かいところ。昆虫が年がら年中たくさんいるので、日常的な食材として利用されています。寒いところの昆虫食はむしろ高級珍味です。

象徴的なのがイナゴ。イナゴを食べる習慣は稲作と同時に始まっていて、食べやすいし、獲りやすいし、量も多いし、おいしいので、昆虫食のベスト1と言えるでしょう。冷蔵庫がなかった時代は保存食として佃煮が最高だったので、イナゴも佃煮で食べられました。日本ではその他にも蜂の子蚕のさなぎざざむし(水生昆虫の幼生)などが伝統的に食べられてきました。

── 食糧問題の対策としても昆虫食は注目を集めていますが

2013年に国連のFAO(食糧農業機関)が「これから人口増加や地球温暖化、様々な環境が悪化していく中で、昆虫食がおすすめ」という分厚いレポートを出しました。それをきっかけに昆虫食がどんどん注目を集めています。

昆虫は骨がなくて皮もけっこう柔らかいので、ほとんど丸ごと食べられるのが特徴です。牛や豚は骨や皮を除くと可食部率が40%くらい。昆虫は80〜90%なので効率が良いとされます。さらに飼料効率といって、1kgの肉を作るのに昆虫は2kgくらいのエサで済みます。これが牛だと10kgくらい必要なので、そこも昆虫食が注目を集める理由です。

昆虫を育てるのにもそんなに広い土地を必要としません。牛は広い牧場が必要ですし、もたくさん飲みます。牛のエサとなるトウモロコシを育てるのにも水が必要です。昆虫なら飼育する施設をビルのように上に伸ばすことだってできます。専門的な知識がなくても飼いやすくて、家庭菜園ならぬ家庭牧場だって可能です。

── 内山さんのおすすめの昆虫食といえば何でしょう?

日本人はセミの鳴き声で夏を感じますし、コオロギの鳴き声で秋を感じます。でも我々はセミの声を聴くと、夏を感じると同時に唾が湧いてくるんです。昆虫は小さいので酸化しやすく、獲りたてが一番。夏はセミ、秋はコオロギバッタイナゴ蜂の子などが旬ですね。

私が一番おいしいと思うのはカミキリムシの幼虫。たとえればマグロのトロのような味がします。臭みもほとんどないし、甘くてトロッとしていて、良質な脂肪分たっぶり。串に刺して直火の遠赤外線でこんがりと焼けば、皮はカリカリサクサク、中はトロトロで最高です。
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