ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : スポーツ

箱根駅伝

2014.01.04

第40話 箱根駅伝

ゲストコメント
俳優 和田正人さん「選手の立場から見た箱根駅伝」
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俳優 和田正人さん
かつて僕は日本大学の選手として箱根駅伝に出場しました。中学で陸上を始めた時から箱根を目指して、東京の大学に来て夢を叶えたんです。でも実は、大学陸上界では「箱根駅伝」「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」の3大会を「三大駅伝」と呼ぶのですが、その中でも箱根は1チーム10人と人数が最も多いんです。つまり一番出やすい大会とも言えます(笑)。

誰がどの区間を走るかについては、ランナーのメンタル的な部分や走り方によって向き不向きがあります。たとえば闘争心が強い性格なら選手間の距離がまだ開いていない前半が向いています。逆に1人でもペースを維持できるタイプなら後半。ストライドが広い人は平坦な方が良いし、小さい歩幅で回転数を上げるピッチ走法なら起伏の激しいところが強い。そういう向き不向きで走る区間が振り分けられます。

実際に走っている時は、もちろん「目の前のランナーをどこで抜こう」「どこからラストスパートしようか」なんて技術的なことも考えます。でも人間の集中力はそんなに長続きしないので「終わったら何を食べよう」「沿道のあの子が可愛いな」なんてとりとめのないことを考えてリラックスする時間も重要です。そうやって集中すべき瞬間に向けて準備をするんです。

申し訳ないのですが、沿道の応援はあまり耳に入ってきません。家族や友達の声にも気付かないくらいです。テレビカメラも毎年のことなので場所も分かっていますし、ほとんど気にしないですね。一応、中継車やバイクカメラが来れば「今、俺が映ってるんだ」くらいには思いますが、競技者としてはそれを愉しめるくらいの心の余裕が欲しいところ。できればカメラを励みにして頑張れれば一番良いと思います。

風が強い時は中継車を選手が風よけに使うこともあります。意外な大学が何かの拍子でトップに立って、後続の強豪校が必死に追い上げようとしてもなかなか差が縮まらない時は、中継車の影響だったりします。また、先頭を走っているということで気分が上がって良い走りをする選手もいますね。そんなメンタルが露骨に影響するのが大学駅伝です。
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