ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : スポーツ

箱根駅伝

2014.01.04

第40話 箱根駅伝

ゲストコメント
スポーツジャーナリスト 生島淳さん「箱根駅伝の愉しみ方」
スポーツジャーナリスト 生島淳さん
僕にとっての初めての箱根駅伝は小学校3年生の時に聞いたNHKのラジオでした。当時は早稲田の瀬古利彦さんが話題のルーキーとして「W」のマークを付けて走っていました。そして1987年の1月2日から日本テレビ系列全国中継されるようになって、箱根は25%以上の視聴率を獲得する化け物コンテンツになっていったんです。

箱根駅伝の人気の理由の1つは尋常じゃない距離を走るところにあると思います。その距離は往復で200km以上。しかも単に長いだけじゃなくて、風光明媚なのもいいですね。日本橋、小田原、富士山、芦ノ湖など、東海道の重要なところを愉しめますし、箱根の山登り・山下りはツール・ド・フランスのようにドラマチック。情熱ほとばしる学生スポーツに心を掴まれます。

色とりどりのユニフォームも見どころです。えんじ、白、オレンジ、それから同じ青でも明治は「茄子紺」で、東洋大は「鉄紺」。鉄紺というのは黒の色味が強い紺色。そんな新春らしい華やかな彩りは視覚的にも愉しいでしょう。

日本人は長時間レースを見るのが好きです。アメリカ人だとたぶん無理ですが、いつ何が起こるか分からないモノをじっくり見たい日本人の気質に合っています。しかもずっと見続ける必要はないのも良いですね。親戚が集まって新年の挨拶をして、ゆるりゆるりとお喋りでもしながら見るのに箱根はぴったりです。

選手の話によれば、走り終わった時には沿道の声援で左耳がキーンとなって、かなり聞こえにくくなるほどだとか。その大歓声ははおそらく世界一。1区の選手が沿道のない六郷橋を渡る時だけ声援が途切れますが、それ以外は途切れることがありません。

実際にコースで見ると、一瞬で通り過ぎていく選手のスピードに驚くでしょう。区間ごとに追いかけたい人のための地図もあって、本当に良くできているので、もし追いかけるなら利用しない手はありません。その辺は体育会が持つ多様性のなせる業だと思います。
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