ピートのふしぎなガレージ

  • facebook
  • twitter
  • google+
エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : カルチャー

食玩

2014.05.31

第61話 食玩

ゲストコメント
海洋堂 代表取締役社長 宮脇修一さん「食玩を変えたチョコエッグ」
ポッドキャストを聴く
海洋堂 代表取締役社長 宮脇修一さん
1999年9月9日、卵形のチョコに入った動物フィギュア「チョコエッグ 日本の動物コレクション」が発売された。当時はまだお菓子のおまけと言えば色も付いていないようなおもちゃで、50〜100色を使ったフィギュアはどこにも存在しなかった。つまりあれは僕らの発明と言っていい。

実はチョコエッグを発売したフルタ製菓さんは有名キャラクターが使えなかった。それで僕らが相談を受けた時に動物フィギュアを提案した。たまたまその時、松村しのぶという動物フィギュアを作らせたら世界一の原型師の手が空いていたこともあり「学校でクラスに1人くらいは昆虫や動物が好きな子がいたし、もしかしたら受けるのでは……」と。

だから正直、トータルで14万個も売れれば御の字と思っていた。ところが最初の1ヶ月だけで60万個。暖かくなるとチョコが溶けてしまうので、チョコエッグは9月から4月までしか売れない。その最初の半年で300〜400万個が売れるという大ヒットになった。

チョコエッグは1個150円。となると、おまけに掛けられる金額は1個25円くらい。それでもニホンザルなら20〜30色、クサガメやアマガエルは40〜50色を使っている。これを実現した方法は……無茶苦茶をしただけ。今まで3〜4色しか塗ったことがないという中国の工場の人に「やれ!」と言ってやらせた。

食玩は大量生産すればコストが下がる。100万円の開発費は、1万個なら1個あたり100円だけど、100万個なら1円。チョコエッグは3年間で1億3000万個が売れて、海洋堂もビルが建った。利益を出すコツはパブリック・ドメイン。動物、恐竜、妖怪、宇宙など、版権のないものを片っ端から食玩にした。

もともと海洋堂はフィギュアの会社としてオタクの世界では有名だった。それでも動物のフィギュアはまったく売れなかった。それが食玩になった途端に大ヒット。「おまけ(=タダ)だからこそ嬉しい」という事実を学んだ。
  • mixiでシェアする

JFN37局ネット

FM愛媛は18時~、FM青森は19時~放送

AIR-G'(FM北海道)・FM青森・FM岩手・Date fm(FM仙台)・FM秋田・FM山形・ふくしまFM・TOKYO FM・FM栃木
FM-NIIGATA・FM長野・K-mix・FMとやま・FM石川・FM福井・FM AICHI・FM GIFU・FM三重・FM滋賀
FM OSAKA・Kiss FM KOBE・FM山陰・FM岡山・広島FM・FM山口・FM香川・FM愛媛・FM徳島・FM高知
FM FUKUOKA・FM佐賀・FM長崎・FM熊本・FM大分・FM宮崎・FM鹿児島・FM沖縄