ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : グルメ

2014.08.30

第74話 鮎

ゲストコメント
雑誌「つり人」編集長 山根和明さん「鮎は川によって味が違うんです」
雑誌「つり人」編集長 山根和明さん
鮎の梁漁(やなりょう)は川岸にステージのような「梁」を作って鮎を捕る漁です。秋が深まって雨が降り、川の水量が増えると、鮎は産卵のために川を下ります。その時に鮎が勢い余って梁に乗ってしまうところを捕えます。梁の上で鮎のつかみ取りをしているところもあります。

ただ、全国的には梁漁は減りつつあります。その昔、山間部においては鮎は貴重なタンパク源でした。夏の間に鮎を捕り、保存食にして、冬も食べていたほどでした。でも今は物流が発達し、その必要がなくなりました。さらに自然環境の悪化で鮎自体が減ったことから「産卵する鮎を守ろう」という動きも年々高まっているためです。

関東近郊でいえば栃木県の那珂川は天然鮎の遡上が多く、鮎釣りの名所として有名です。伊豆半島の狩野川も今年は良いですね。山形県の最上小国川は昔から「松原鮎」と呼ばれ、いわばブランド魚の先駆けでした。鮎はコケの質によって味が変わり、よく「石灰岩の川の鮎がおいしい」と言われますが、岐阜の馬瀬川や和良川、長良川はその代表と言っていいでしょう。

高知県友釣連盟では「利き鮎」の会を毎年行っています。全国からおいしい鮎を集めて食べ比べ、どこがおいしいか評価しているんです。この利き鮎会でも岐阜の鮎は何度もグランプリを獲得しています。「鮎の味は腸(はらわた)で決まる」と言われ、鮎の腸は苦いのが普通です。でも馬瀬川や和良川で釣ったばかりの鮎を塩焼きにして食べると、腸の苦みの中に甘みもあって、まるでウニみたいです。

雨が降って川が増水し、石に付いたコケが一度流された後に、新しく生えたコケを食べた鮎が一番おいしいと言われます。その鮎を友釣りで捕まえ、炭火の遠赤外線でじっくり焼き上げるのが最高です。私も先日、秋田、青森、岐阜、長野と3000kmを車で回って鮎を釣ってきましたが、鮎釣りファンには「秋冬春で稼いで、夏は働かない」という人が少なからずいます。それくらい鮎の友釣りは魅力的です。
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