ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : アウトドア

森林浴

2014.10.04

第79話 森林浴

ゲストコメント
千葉大学 自然セラピー研究室 教授 宮崎良文さん「森林浴の効果を科学的に調べてみると」
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千葉大学 自然セラピー研究室 教授 宮崎良文さん
「森に行くと気持ちが良い」ということは皆さん経験的に知っていますよね。それを科学的に計るにあたっては3つの測定点があります。1つは《ストレスホルモン》。これはストレス状態になると体の中に出てくる物質です。2つ目は《脳の活動》。脳の活動がリラックスしているかどうかを計ります。

そして3つ目が《自律神経の活動》です。よく「ストレスで血圧が上がる」なんて言いますが、これは交感神経と副交感神経との活動によるもの。そして最近、歩きながら交感神経と副交感神経の活動をそれぞれ計測できるようになったので、その変化を調べることで人の体がリラックス状態なのかストレス状態なのかを詳しく判別できるようになりました。

こうして科学的に分析することで、森林浴をより積極的に、そして効果的に利用してもらおうと考えています。その結果、病気になりにくい体になれば、世の中のお役に立てるだろうと。そういう発想で研究をしています。

たとえば森林浴の効果を調べていくと、効果に個人差があることが分かってきました。極端な話、むかしハチに刺されたことのある人や、スギの花粉症の人は「森が嫌い」と思っていてもおかしくありません。そんな風に森に苦手意識のある人は無理をして行かない方がいいでしょう。

また20代の若い男性にかなりおもしろい傾向が見られました。若い男性にも血圧の高い人と低い人がいるのですが、森へ行くと血圧の高い人は血圧が下がり、血圧の低い人は血圧が上がり、どちらも正常値に近づくんです。同じ人たちを都市部で調べると、そんな現象は起こりません。

この現象は「初期値の法則」と言い、正常値から大きく外れた人に良い刺激を与えた場合、外れている度合いが大きいほど効果が大きい(逆に言えば正常値に近い人はあまり変化しない)んです。ちなみに歩いたときと座ったときの効果はほぼ一緒。必死になって歩く必要はないので、森へ行ったら好きなように振る舞うのが一番です。
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