ピートのふしぎなガレージ

  • facebook
  • twitter
  • google+
エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : カルチャー

宇宙

2014.10.18

第81話 宇宙

ゲストコメント
JAXA 元・小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクト・マネージャー 川口淳一郎さん「小惑星を調べれば地球の中がわかる」
ポッドキャストを聴く
JAXA 元・小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクト・マネージャー 川口淳一郎さん
地球はその昔、小惑星のような天体が集まって今の大きさになったと考えられています。ではその時、その小惑星にはどんな材料が含まれていたのでしょうか。実は重い物質はすでに地球の中心に沈んでしまったので調べることができません。逆に言えば、地球の中心にあるはずの重い物質が何かを調べるには、まだ宇宙を漂っている小惑星を調べればいいわけです。そこで小惑星まで探査機を飛ばして、資料を採取しようという計画が「はやぶさ」です。

実は地球には流れ星のような宇宙の岩や砂や氷が大量に降り注ぎ、その総量は一晩で10tにも及びます。顕微鏡のガラス板を一晩外に置いておくと、翌朝には小さな隕石の破片が見つけられるくらいです。「それならわざわざ小惑星まで行かなくてもいいのでは」と思うかもしれませんが、問題はその宇宙から降ってきた欠片がどこから来ているのかが分からないことなんです。そこで起源の分かっている小惑星の破片を調べようとしています。

人類はやがて、従来あまり利用できなかった資源も必要とするようになるでしょう。たとえば強力な磁石を作ったり、燃料電池を作るにあたっては、重い元素が必要です。こういった元素が「レアメタル」と呼ばれるのは、重さのせいで地球の中心に沈んでしまい、地表にはあまり残っていないから。でも小惑星ではレアじゃないんです。だから将来は小惑星からそういう資源を運搬することになるでしょう。はやぶさが小惑星まで往復するのは、そのための技術の実験でもあります。

さらに、宇宙開発の技術は身近なところでも利用されています。何億kmも離れた探査機と通信する技術は、地上でも非常に弱い電力でも通信する技術として使われていますし、その際のエラー訂正の技術はブルーレイディスクの記録方式や地デジにも応用されています。そんな風に惑星探査のために開発された技術は、私たちの暮らしの中で意外なくらい活用されているんです。
  • mixiでシェアする

JFN37局ネット

FM愛媛、FM長崎は18時~、FM青森は19時~放送

AIR-G'(FM北海道)・FM青森・FM岩手・Date fm(FM仙台)・FM秋田・FM山形・ふくしまFM・TOKYO FM・FM栃木
FM-NIIGATA・FM長野・K-mix・FMとやま・FM石川・FM福井・@FM(FM AICHI)・FM GIFU・FM三重・FM滋賀
FM OSAKA・Kiss FM KOBE・FM山陰・FM岡山HIROSHIMA FM・FM山口・FM香川・FM愛媛・FM徳島 FM高知
FM FUKUOKA・FM佐賀FM長崎・FM熊本 FM大分・FM宮崎・FM鹿児島・FM沖縄