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エヌ博士

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カテゴリー : スポーツ

大相撲

2015.01.03

第92話 大相撲

ゲストコメント
早稲田大学スポーツ科学部 教授 リー・トンプソンさん「外国出身の力士が強い理由」
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早稲田大学スポーツ科学部 教授 リー・トンプソンさん
私は「大相撲がいつ頃からどのようにして今のようになってきたのか」を研究しています。たとえば今の大相撲には優勝制度がありますね。ちょうど先場所、白鵬が32回目の優勝をして、歴代の優勝回数1位の大鵬に並びました。でも実はこの「優勝」という制度は江戸時代にはなかったんです。

江戸時代の大相撲は、力士たちが組み合わされ、土俵の上にあがって取り組み、その勝ち負けに観衆が喜ぶ。それで終わりだったんです。そこに優勝制度が導入されたのは明治42年でした。しかもこれは新聞社が勝手に表彰していただけ。相撲協会が認めるようになったのは昭和の初め頃になってからです。

新聞社が勝手に優勝者を表彰したのは、相撲を盛り上げるためでした。相撲が盛り上がれば新聞が売れる。それで場所前に紙面で「この場所で一番いい成績を上げた力士を表彰して、化粧まわしを献上します」と書いて、みんなの興味を引いたんです。

近年、相撲界を席巻している外国人力士たちは、かつては強い力士を求める親方たちがスカウトしてきた人たちでした。たとえば今も活躍している旭天鵬がその1人です。当時、親方は向こうで100人くらいの若者に稽古をさせて、その中から有望そうな人を何人か連れてきています。だから彼らは強いんです。

1960年代に活躍した高見山は、引退前に出身地のハワイから小錦を連れてきましたし、親方になってからは曙を育てて初の外国人横綱にしています。最近はヨーロッパ出身の力士も増え、大関になった琴欧洲はブルガリア出身でしたし、把瑠都はエストニア出身。さらにブルガリアの碧山、グルジアの栃ノ心、ロシアの阿夢露、エジプトの大砂嵐など、今は本当にいろんな国から来ています。

現在は「外国出身の力士は各部屋に1人まで」と決められていますが、相撲部屋は全部で50くらいあるんです。しかも部屋に1人だけとなると、できるだけ強い人をと厳選されます。それで今、幕内の1/3が外国人力士になっているんです。
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