GOOD MUSIC, GUCCI PLACES

2019.6.2 (SUN) 19:00〜19:55 OA

ABOUT

カセットテープカルチャーのトップランナーであり、
日本で唯一 GUCCI PLACESに選ばれた中目黒のカセットテープショップ
『waltz』オーナー角田太郎氏が、日曜日の夜、店内で語らいます。
訪れるのは、峯田和伸(銀杏BOYZ)とハマ・オカモト(OKAMOTO’S)。
カセットテープ・アナログ音源の魅力、現在進行系のカセットテープカルチャー、
そして未来のカセットテープ可能性・・・
デジタル時代に見直されているカセットテープの魅力を紐解く 1 時間!

  • STARRING

    角田太郎 (waltz)

    PROFILE
  • GUEST

    峯田和伸

    PROFILE
  • GUEST

    ハマ・オカモト

    PROFILE

PLAYLIST

  • Ana Roxanne / ~~~

    音が鳴った瞬間、吸い込まれるように白い世界へと導かれる感覚。電子音、環境音、生楽器、声。これらの要素の組み合わせによって描かれる抽象的な景色は、絹のように柔らかく、森林の夜明けのように霞む。サンフランシスコで生まれ育った東南アジア系アーティストAna Roxanne。自身のルーツであるクラシックや教会音楽に、微量のニューエイジ的テクスチャーを加えたアンビエント作品。「ジェンダーとアイデンティティ」をテーマにしたこの1stアルバムは、とても静かでありながら、多くを語っている。

  • Barrie / Happy To Be Here

    全楽曲のソング・ライティングに加え、ギターとヴォーカルを担う女性フロント・マンBarrie Lindsayを中心とした男女混成5人組Barrie。都会的で爽やかなシティポップと、彩り豊かなドリームポップが交互に訪れる今作。青春時代を回顧するようにノスタルジックな香りを纏ったBarrieのヴォーカルは、彼らが活動するブルックリンの街並みにシャボン玉を飛ばすように幻想的。1985年公開映画「ブレックファスト・クラブ」のヴィジュアルイメージを想起させる1stアルバム。まるで映画の中の学生たちが、品の良い大人へと成長してバンドをやっていような。そんな雰囲気の知的なインディー・ポップ。

  • Ryan Dugré / The Humors

    静かで簡素な住宅の一室に飾られた絵画のような音楽。ニューヨークで活動するギタリストRyan Dugréによるインストゥルメンタル・アルバムは、空間に彩りを与えることなく、そこはかとなく鳴っている。Ryanのギターを中心に、時折ストリングスやピアノが重なって、ゆっくりと進行するアンサンブル。Neil Youngの「Dead Man」や、Marc Ribotの「Silent Movies」辺りの音楽からの影響を公言するセンスの良さ。ただ今作におけるRyanのギターは、より透明でナイーヴ。空気中に溶けていく弦音の響きは、アンビエントとしての効力も併せもつ。

  • Kiefer / Bridges

    「ビートメイカーである以前に、鍵盤奏者である」。そんなアイデンティティを改めて示すKieferの最新作が美しい。ピアノ、キーボード、アナログシンセによる流麗な鍵盤音は、まるで唄っているかのようにエレエレガント。そこに重なるビートは、謙虚に、時を刻むように鳴っている。ジャズとHip Hopの割合は8 : 2。そのくらいコンテンポラリー・ジャズに寄った今作を聴いていると、時代が時代ならHerbie HancockやChick Coreaが演っていたのではないかと妄想を抱かせる。

  • Pax / Cherry[b]

    木槌で杭を打つようなビートで接合されるジャズ、環境音、そして日常会話。幾層にも重なり合う音のレイヤーは、融合することなく独立を保つ。ロサンゼルスで活動するビートメイカーPax。Paxico Recordsから発表された諸作で注目を集める逸材による、初のFuzzoscopeからのリリース。その奇妙なバランス感覚の上に成り立つHip Hopは、デジャヴのように「いつか、どこかで聞いた音」がリフレインする。実体の掴めないオブスキュアなサウンドは、気付けば病み付きになってしまうほど中毒性が高い。

  • Charles Manson / Lie: The Love And Terror Cult

    LIFE誌のパロディーを装ったジャケットに写るこの男。カルト宗教の教祖であり、凶悪な殺人者であり、そしてシンガーソングライターでもあったCharles Manson。1970年にフリージャズの名門ESP Diskに残した伝説の作品がカセット化再発。Beach Boysがアルバム「20/20」で彼の楽曲を採用し、Guns N'RosesやLemonheadsを始め多くのバンドが今作の楽曲をカヴァーするという事実。アシッドフォークの名盤として語り継がれる理由は、一度や二度聴いただけではわからない。

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2019.6.2 (SUN) 19:00〜19:55 OA