森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

12/03ピアニスト 清塚信也さん ドラマ『コウノドリ』の裏話!

2017/12/3 update
平原綾香さん・清塚信也さん
毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿らせていただきます。今週のゲストは、ある時は“ピアノ界の貴公子” またある時は、“クラシック界の貴公子”と称されるピアニスト 清塚信也さんです。清塚さんと出会ったのは『ノクターン』を歌っていた頃。先日、平原さんが『関ジャム 完全燃SHOW』に出演した際、前からよく知っている清塚さんがMCとしていてくださり、とでも嬉しかったそう。清塚さんは、ピアニスト、作曲家、そして、俳優としても活躍中です。
最近でいうと、綾野剛さん主演のドラマ『コウノドリ』のピアノテーマ・ピアノ監修を担当ライブハウスのマネージャー役で出演しています。

曲を聴いているだけでもジーンとしました。どんな気持ちで作られたんですか?
「命の誕生や命の尊さをテーマにしているドラマで、そういうことを思いながら、主人公サクラがピアノを弾くシーンで演奏される曲を作りました。作曲はいつも半日ぐらいでできるんです。今回の『For Tomorrow』という曲に関しても、曲はできたんですけど、これを世に出していいのかなという倫理的なところで自分の戸惑いが生じてしまって。病院に取材に行かせてもらったんです。そこでNICUで先天的な病気や疾患で戦っている親子を取材して、そこで見た光景というのは本当に気丈でたくましくて、よくある言い方をすればこっちが勇気付けられちゃうみたいな強さを感じたんです。
彼らのそういうところを利用しているというか、音楽にするということ自体、すごく浅はかなことなんじゃないかと感じてきちゃって。それをかわりに表現するということは、自分もその痛みをわかっていなくてはいけないんじゃないかとすごく悩んじゃって、世に出せずにいたんです。歌なんか特に歌詞があるから、もっとそうじゃないかな思うんですけど、自分に果たして、その資格があるんだろうかみたいに思っていました。」

わたしもそのままを歌詞にしたことがあります。
「やっぱり。同じ悩みにぶつかるんですね。歌がうまい人って結構いるんですよね。技術的にですよ。その人がどんな曲を選んで、どんな歌詞にどんな思いを乗せるかというのは歌とは別の次元というかね、そういうところまでちゃんと表現できるかまでセットで考えていかないとなと思って、今回の『コウノドリ』なんかも本当にそこで悩みました。」

綾野剛さんにもピアノのレッスンをされているって伺いました。清塚先生は教えるのもすごく上手そうですね。どのように教えているんですか?
「僕、芝居もすごく好きで、実は高校の頃からワークショップ行ったりとかしていて。役者さんが弾いている画を撮る時というのは、実際に弾くのと全然違うんですよ。上手いピアニストで上手そうに弾くかどうかというのは、また別なんですよね。結構、ピアノを弾くって突き詰めると変な動きになってきたり、いいピアニストが表情も含めて素敵な動きをするというわけではないんです。役者さんって、とりあえず見た目で発信できないと意味がないので、芝居の観点からいうと、弾けない方がいいところもあるんです。
つまり、人間って鍵盤を正しく押さえようとしている時は、そういう顔をするんですよね。たぶん、顔への脳の使い方を一回遮断しちゃうんですね。指にかけるために、顔がデスマスク状態って僕は言っているんですけど、表情がフッとなくなるんですよ。役者さんって泣いて弾かなきゃいけないシーンがあったり、いろんなことを考えて、芝居をしながら、顔を作りながら弾かなきゃいけなかったりするので、鍵盤のどこをおさえようと考えちゃうと、これは本当に邪魔になるんですよね。
人間って知っちゃうと、忘れることは難しいんですよ。目をつぶっても、ドはここだよねってわかるぐらいの玄人以外は、あえてどの位置を正確に押さえるべきか教えないんですよ。“ここら辺でいいから、手をこうやっていて”と言うぐらい。“ここは大事なシーンだから、表情とか芝居とかに専念して”ということにするんです。ここからここは弾けるようにして、手元が顔が一緒に映っている状態にする、それがなかなか弾けない方はできないじゃないですか?綾野さんはすごく弾きたがりなので、“それをやりたい”とすごく言うので、“それなりに練習大変だよ”って言っても、“それでもやる”と言って、やってのける方です。ギターも上手で、すごくリズム感がある方なんですよね。」

綾野剛さん主演ドラマ『コウノドリ』の第1作目と2作目のメインテーマや、映画『新宿スワン?』で使われていた曲も収録のアルバム『For Tomorrow』、ぜひ聴いてみてくださいね。
そして、12月20日には、清塚さんが手掛けたピアノテーマなどを収録したドラマ『コウノドリ』のサウンドトラックCD『The Best Tracks』が発売されます。ドラマも佳境を迎えているということで、音楽はもちろん、清塚さんの演技にもご注目ください。

ライブ情報など、詳しくは清塚信也さんのオフィシャルサイトをチェックしてくださいね。

皆さんからのメッセージをご紹介♪
ラジオネーム もこなつさん
「子供ができてから、絵本を読む機会が増えました。私はこまったさんシリーズが好きだったのですが、平原さんは好きだった絵本はありますか?」

平原さん
「いっぱいあるよ。わたしもこまったさんシリーズ好きだった!こまったさんシリーズってさ、『こまったさんのスパゲティ』とか『こまったさんのカレーライス』とか『こまったさんのサンドイッチ』とかがあるんですよ。紆余曲折ありながら作るんじゃなかったっけ?どうだったっけ?わかったさんというできる子がいたんですよ。『こまったさんのスパゲティ』は表紙がすごい。スパゲッティのパスタが飛び散っているんだけど、わかったさんのクッキーはおもちゃもお手伝いしている感じ。この差(笑)それから、『ウォーリーをさがせ!』を絵本のように見ていましたね。小さい頃、どれだけあのシマシマをみつめたか。
一番好きだったのが、ノンタンシリーズ。『ノンタンといっしょ』のノンタンだよ。ノンタンは猫だよ。好きだったなぁ。」

番組では皆さんからのメッセージをお待ちしてます!平原さんへの質問や相談、超個人的な近況報告も大歓迎です。何でも大歓迎です。アルバム『LOVE2』にちなんで、あなたのLOVEなモノを教えてください。聴くだけで笑顔になれる「スマイルソング」や、明日への活力となる「エナジーソング」のリクエストも大募集中です!曲にまつわるエピソードをそえて、リクエストしてくださいね。
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