森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

TOKYO FM/FM OH!/@FM(FM AICH) EVERY SUNDAY 18:00-18:55

ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

09/23スキマスイッチ セレクションアルバムの中で思い出深い曲とは?

2018/9/23 update
平原綾香さん・スキマスイッチ
毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿らせていただきます。今日のゲストは先週に引き続き、スキマスイッチの大橋卓弥さん、常田真太郎さんです。スキマスイッチは、今年、デビュー15周年を迎え、9月19日には、初のセレクションアルバム『スキマノハナタバ 〜Love Song Selection〜』をリリースした事も話題になっております。今回、「記念日に贈りたい曲、記念日に聴きたい曲」をテーマに選曲されたそうです。
まずは思い出深い曲について、語っていただきました。

わたしが一番好きな曲について、聞きたいのですが、『ボクノート』はどうやって作ったんですか?
卓弥さん「ドラえもんの主題歌のために書き下ろした曲なんですけど、歌詞がものすごく大変で。今でこそ、いろいろな制作スタイルがあるんですが、本当にゼロから何もない状態から2人で書いていくこともあったし、当時はどちらかがたたき台を作って、それをブラッシュアップしていくということが多かったんですけど。」

真太郎さん「お互いたたき台を出して、お互いを評価したら、どっちもダメだったんだよね。じゃ、卓弥、お願いできる?ってことになったんだよね。」

卓弥さん「それで、とにかくレコーディングしなくちゃいけなくて、時間に結構追われてて。」

真太郎さん「映画の制作発表があるからね。」

卓弥さん「真太くんがストリングスを録っている時に、僕は別室で歌詞を書いていたんだけど、ひとことも書けてなかった。鉛筆持ったまま、ピタッと止まって、ひとことも出なくて、そうしたら、真太くんが本当に心ないことを言ってきたんです。“何にも書けてないじゃん!”って、無茶苦茶、苦しんでいる人に対して。」

真太郎さん「僕はね、逆に言葉がでるタイプなんですよ。出る中から、選んでいくタイプなんで。出ないことにびっくりしたから。“何にも書けてないじゃん!”って言ったんです。」

卓弥さん「だけど、その時に、真太くんが、“じゃあ、その書けないことを歌詞にしたら?”って言ってくれて、それで、そこから書き始めたんです。とにかく映画の制作発表に間に合わせないといけないので、1回書き上げて、2人でチェックして、ブラッシュアップしていったんです。レコーディングして、マスタリングまでして、これを世の中に出そうという時に、やっぱり2人でこのまま出したら後悔するという話をして、もう1回歌詞を書きなおさせてくださいと頭を下げました。でもね、書き直してよかったですよ。今と全然違うホンチャンが存在したの。歌詞を変えたってことは、歌も録りなおさないといけないけど、歌って毎回、同じ歌が歌えるわけじゃない。僕、前の歌詞の歌は気に入っていたんです。それを超えられるかなというのがあって。すごくいろいろな思い出が詰まった曲ですね。」

一夜限りのスペシャル企画をご用意しました。卓弥さんの初めてソングを伺えますか?「初めて」をテーマに、1曲セレクトしてください。
卓弥さん
松任谷由実『ルージュの伝言』

「うちの父親がたぶんバンドやっていたんだと思うんですけど、フォークギターが家にあったんですね。たまに、父親が弾いてくれたりして。なんかかっこいいなと思って、自分もギターを練習しようと当時の歌本を開いてみたら、『ルージュの伝言』はその歌本ではコードが4つか5つしかなかった。実際にはもっといろいろなコードを使っているんでしょうけど、簡略化されていて。これだったら、弾けるかもと思って、弾き語りを初めてしました。練習して、自分でカセットテープに録音してみたりして、まず、家族に“今から歌うからちょっと聞いて”と言って、披露したんです。誰かに聞いてもらいたかったんです。」

真太郎さんには、青春ソングを選んでいただきました。
真太郎さん
槇原敬之『EACH OTHER』

「これは2枚入りのアルバムのアルバム曲なんですよ。中学校卒業ぐらいに、近所の幼なじみから“槇原敬之ってお前、知っている?”って言われて、アルバムを借りたんですね。1stと2ndを借りて、“あ!『どんなときも』の人だ”と思って、僕が勝手に『どんなときも』がデビューシングルだと思っていたんですよ。それは違っていて、2番目のアルバムの一番最後に入っていたんですね。“そうなんだ。こんなにいっぱい曲出しているんだ”と思ったんですね。ちょうどその頃、姉とね、ずっと歌詞について話していたんですよ。姉はドリカムの歌詞をよく読んでいて、その影響を受けて、槇原さんの歌詞を読んでみたら、すごく面白くて。いろいろ読んでいると『EACH OTHER』という曲の歌詞がすごく入ってきて、同じようなことを思っていた時だったんです。この曲の2番で、“あれから君によく似た人と暮らしてみた 結局似ているだけで君とは違った”というくだりがあるんですが、同じようなことをしようとしていたことがあって。中3の時、彼女がいたけど、高校で別れちゃうことになり、高校に似ている子がいたんだけど、この歌詞を読んで、“違うんだ”と思ったりして。“槇原さん、わかってくれているわ!”と思ったんです。その歌詞にハマり、槇原敬之さんっていう方が、曲も詞も作り、編曲も自分でやり、歌も歌っているというのをCDのクレジットで知って、“編曲ってなんだ?”と思ったんですね。ピアノをやっている友達に“編曲って伴奏作っているんだよ”って聞いて、伴奏って自分で作れるんだ、そういう人がいるんだと初めて知って、俺もやってみたいと、高校2年生でシンセサイザーを買って、いきなり始めてみたんです。槇原さんのこの曲にハマらなければ、たぶん、音楽も始めてないし、ここにもいないと思います。」

セレクションアルバム『スキマノハナタバ 〜Love Song Selection〜』は9月19日にリリースされたばかりです。
11月10日、11日の2日間、横浜アリーナにて15周年アニバーサリーライブを開催!そして、10月7日には『長岡米百俵フェス』に出演します。(この日は、平原さんも出演!)ぜひチェックしてくださいね。その他、スキマスイッチのライブ情報について詳しくは、オフィシャルサイトをチェックしてください。

皆さんからのメッセージをご紹介♪
ラジオネーム マーブルチョコさん
「私は、OLとして働きながら、ピアニストとしても活動しています。ですが、近しい間柄の人から傷つく言葉を言われて、20年間続けてきたピアノはもうやめようか...と思ったほど落ち込でしまいました。そんな時、綾香さんのコンサートを聴きに行って歌を聴かせて頂いて、音楽ってやっぱりいいものだなと純粋に思ったのと同時に、綾香さんの歌に勇気づけられ、もう一度ピアノをやっていこうと前を向くことができました。今後も、もっと苦しいことにも遭遇するかと思いますが、綾香さんからも励ましの言葉を下さるとうれしいです!」

平原さん
「わたしも、歌に関して傷つくようなことをたくさん言われてきた15年でした。一番こたえるのは、近しい人に言われることだよね。すごく気持ちがわかるな。どういった感じで言われたかはわからないけど、「そうだよね」って素直に思って、前に進んだ方が、もっと上手になれる、もっといい歌が歌えるとか思うようになりました。マーブルチョコさんも傷ついたかもしれないけど、大丈夫!わたしもそうだから。“う〜”って悩んだ時は、ぜひ、あーやのことを思い出してください。」

番組では皆さんからのメッセージをお待ちしています!「アナタにとって○○な曲」のリクエストも大歓迎です。例えば・・・、大切な曲や癒される曲、元気が出る曲や泣ける曲、初めてCDを買った曲、カラオケで良く歌う曲、結婚式でかけたい曲など、○○に当てはまるキーワードは、何でもOKです!

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