今週火曜日、東大阪市のコンビニエンスストア駐車場で
中学生が乗用車にはねられて亡くなる痛ましい事故がありました。
コンビニの駐車場は、多くのクルマや人が、慌ただしく行き交うところ。
ドライバーも、歩行者や自転車利用者も、充分に気をつけましょう。





今回のコメンテーター モータージャーナリストの菰田潔さんが意識しているのは、
コンビニの駐車場は、通行方法が決まっておらず、一方通行でもなく、
右側通行か左側通行かもなく、どちらから車が来るのかわからない場所だということ。
さらに、入口と出口が同じというところがほとんど。
道路からコンビニの駐車場に入る時には、あちこちを見回して、
安全確認をしっかりしながら進入しているといいます。

菰田さんのような熟練のドライバーでも、
いや、熟練ドライバーだからこそ、ルールがないコンビニ駐車場に危険を感じて、
あたり一帯に注意する意識を張り巡らせているのです。





そして、ドライバーがやってはいけない、
また歩行者や自転車の利用者が気をつけなければいけないのが、
信号待ちや渋滞を避けるため、近道をするため、
コンビニ駐車場などを通り抜ける違反行為、いわゆる「コンビニワープ」。
全ての立場の人が、時にこうしたドライバーが時にいることを覚えておきましょう。

さらに、クルマよりも小回りが効いてスピードが出せる自転車も要注意。
コンビニ駐車場を猛スピードで走る自転車を目にすることもあります。
クルマや人などとぶつかると、大きな事故になる可能性は大。
自転車に乗る人は、そうした事故を起こさないように、
歩行者は無謀な自転車によって事故に巻き込まれないよう注意してください。





歩行者は、クルマの動きにも注意しましょう。
後方にある白いランプが点いている時はバックする、している合図。
近くにあるクルマの動きを正しく認識するようにして下さい。

そして、子供連れでコンビニ駐車場内にいる保護者は、
危険が潜むところで子どもを自由にしてはいけません、
手を引いて歩くことが原則だということを肝に銘じて下さい。





冒頭で伝えた事故の原因は、アクセルとブレーキの踏み間違い。
クルマを運転する時は、常にブレーキとアクセルを冷静に確認した上で優しく踏みます。
もしも「自分の意思とは違う動きをした」と思った時には、
いちど足を戻し、焦らずにもう一度確認してから踏み直しましょう。
足を戻すだけでクルマが走らなくなることもあります。
ぜひとも焦らないで操作してください。

一般財団法人全日本交通安全協会と毎日新聞社が、
毎年主催している「交通安全年間スローガン」。
令和8年の受賞作品は、去年11月に発表されています。





運転者(同乗者を含む)に呼びかける「一般部門A」の最高賞
内閣総理大臣賞を受賞したのは埼玉県の植田郁男さん。

急ぐほど 狭まる視野と 増すリスク

停車している時の視野は、およそ200度。
これが時速40kmになると100度になり、時速70kmになると65度、
時速100kmで40度、時速130kmだと30度になります。
スピードが増せば増すほど、確保できる視界は狭くなることを認識して、
必要以上の速度でクルマを走行させることは避けましょう。





歩行者や自転車・特定小型原動機付自転車利用者へ交通安全を呼びかける「一般部門B」。
最高賞の内閣総理大臣賞を受賞したのは大阪府の宮脇務さん。


親を見て 子供も止まる 赤信号


親が子どもといる時に、まだクルマが近づいていないからと
赤信号なのにも関わらず、それを無視して道路を横断していれば
子どもはその行動を真似るようになります。

それは、一人や友だちと行動している時でも
信号を無視して道路を渡る習慣に繋がるでしょう。
運が悪ければ、親から受けた悪い影響で
子どもが交通事故に遭遇してしまうかもしれません。

自分の子どもと一緒に歩く親の立場にある方だけではありません。
街中には、たくさんの子どもたちがいて、
彼らは大人が信号無視をして道路を渡っていれば
「赤信号でも渡っていいんだ」という認識を持つかもしれません。
大人は責任を持って、社会の子どもたちを危険な目に合わせないよう
交通ルールに則って行動しましょう。





中学生以下へ交通安全を呼びかける「こども部門」。
最高賞の内閣総理大臣賞は埼玉県の小学2年生 木村 悠人さん。


車から ぼくたちみえない 手をあげよう


こうして、子どもがスローガンを作ることは、
自分でいろんな危険なシーンを想像することになるので
親が「クルマに気をつけなさい」「信号は守りなさい」と口で注意するより
交通事故予防の良いシミュレーションになるはず。
お子さんがいる方は、1年のはじめに、
今年の交通安全スローガンを一緒に作ってみてもいいかもしれません。

今年も1年、このコーナーでは1つでも交通事故が減るよう、
全国に交通安全の情報を発信していきます。
一緒により安全な交通社会をつくってきましょう。



2025年も残すところ1週間を切りました。この年末年始は、最大9連休。
久しぶりの人と会ったり、お酒を飲んだり、誰もがなんとなく浮かれている時期。
クルマの運転にはくれぐれも気をつけるべきですし、
身近の誰かがクルマの運転をする前には、安全運転の声がけをしましょう。
あなたの一言が大切な誰かを事故から遠ざけるかもしれません。

今回は“飲酒運転ゼロ・交通事故ゼロ”の社会を企業に提案する
イシュー・マネジメント株式会社 代表取締役 伊倉 大知さんにお話を伺いました。





年末年始に、身近なドライバーに声をかけてほしい言葉。
1つ目は「お酒を飲んだら、絶対に運転しないでね。」
会食やお酒の席が増え、アルコールに触れる機会が多くなります。
お酒を飲むと少量でも判断力や注意力が低下して
大丈夫という過信につながりやすくなります。
だからこそ「お酒を飲んだら絶対に運転しないでね」という声掛けは大切。
代行や公共交通機関を使うその選択が命を守り
周りの人を悲しませない行動になります。





去年、令和6年の飲酒運転による交通事故件数は2,346件。
前年と同数でしたが、死亡事故は140件で前年より25%増加しました。
飲酒運転の死亡事故率は、飲酒していない場合の、およそ7.4倍です。
ハンドルを握るかた自身はもちろん
周囲も身近な運転者がお酒を飲んで運転しないよう注意を促しましょう。

続いて、年末年始のドライバーに声をかけて欲しい言葉は
「暗くなる前に早めにライトを点けてね」。
年末年始は日没が早くなり、夕方は特に見えにくくなります。
早めに前照灯=ヘッドライトをつけることで前方の見やすさが上がるだけでなく
周囲の車や歩行者に自分の存在を知らせることができます。
まだ明るいから大丈夫ではなく、暗くなる前にライトをつける、
このことで出会い頭の事故や歩行者との接触事故を防ぐ大切な安全対策になります。





交通事故の発生件数を月別に見ると、例年最も多いのが12月。
原因の1つが、最も日没時間が早い月であることです。
薄暗くなったらヘッドライトを点灯するようにしましょう。
ヘッドライトには、こちらの視界を確保するという意味だけでなく
他のドライバーや自転車利用者、歩行者にクルマの存在を知らせる意味合いもあります。





そして、クルマに乗って出かける人だけではなく
歩いて、あるいは自転車で、あるいはオートバイで出かける
身近な人にも「道路に気をつけてね」と声をかけましょう。

年末年始は交通量が増えて慣れない道を走る車や歩行者、運転者も多くなります。
道路に気をつけてねという声掛けは、交差点や生活道路で一度立ち止まって周囲を見る
という意味も込めています。いつもの道では状況は違います。
道そのものに注意を向けることが、思わぬ事故を防ぐ第一歩になります。




内閣府のWEBサイトによると令和2年〜6年の歩行中の
発生月別 交通事故死者・重傷者数は12月が最多で5,079人。
次いで多いのが1月の3,923人。

やはり年末年始は、特に子どもやお年寄りが出かける時は、
道路に気をつけてね!と声をかけるべきですね。
そして、明るい色の衣服を着ることや反射材の着用も促して下さい。

さらに交通事故で亡くなる歩行者の多くに
信号無視や、横断歩道が近くにあるのに
それ以外のところを横断するといった交通違反が見られます。
「交通ルールを守ってね」という声がけもしましょう。

大切な人に声がけをして、
くれぐれも安全で楽しい年末年始を過ごして下さい。

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