今週は先週に続く後編。
子どもの交通人身事故には、いくつかある特徴を見ていきました。

【男の子が危ない】  

警視庁による『子供の交通人身事故発生状況 平成27年』、
子供に「幼児」「小学生」「中学生」が含まれるデータを見ると、
発生件数で・・・

男子 1,062件    女子 520件  


男子が女子の2倍!
「幼児」「小学生」「中学生」、
すべての年齢層別で男子が女子を上回っているのです。
  
男の子のほうが女の子より注意をせず、無鉄砲に行動するもの?
男の子には特に注意を促す必要あります。

ちなみに年齢層別の事故数は
「小学生」63%、「中学生」25%、「幼児」12%の順です。


【自転車事故が多い】    

先週、子供が交通人身事故にあった時の状態は
「歩行中」と「自転車乗車中」大きく2つあると紹介しました。
年齢別を合計すると、平成27年の東京都では・・・

「自転車乗車中」55.2 %   「歩行中」44.5%

▷ 体に合ったサイズの自転車に乗るように気をつける!

▷ ヘルメットをかぶって自転車に乗る習慣を身につける!   

▷ 自転車は車道通行が原則ですが13歳未満は歩道を走ることができます!
  ただし、歩道では車道よりをゆっくり進む!

ただ、先週お伝えしたように、
小1・小2は「歩行中」の事故数が「自転車乗車中」より上。
「歩行中」にも、十分と注意を促すことは大切です。


【事故は自宅付近で起こる】

警視庁による「小学生の交通人身事故発生状況 平成27年」で
自宅から事故現場までの距離別発生件数を見ると・・・

歩行中    — 500m以下 63% / 500m超 36% 

自転車乗車中 — 500m以下 50% / 500m超 49% 

▷ 子供の交通人身事故は自宅から遠くない場所で
  多く発生していることをお子さんに知らせましょう! 
  勝手知ったる所だからとタカをくくった行動が危険!
  

【「出会い頭」と「道路横断中」に気をつけろ!】  

去年、東京で「自転車乗車中」に
子供が遭遇した交通事故を事故累計別に見ると・・・

出会い頭 64% 
  

「出会い頭」が圧倒的多数です。

「歩行中」はというと・・・

横断歩道横断中 30% 横断歩道付近横断中 3%  横断中のその他 25%

道路の横断中が多くを占めています。
      
実は交通事故にあった子供の側には、
多くの場合、交通ルール違反が見られます。

「自転車乗車中」 違反なし 49%  ➡ 5割に違反があるということ 
「歩行中」    違反なし 64%  ➡ 3割近くに違反があるということ 


子供の交通ルール違反で多いものは・・・

自転車乗車中 — 「安全不確認」
         「一時不停止」
         「交差点を安全進行せず」 

歩 行 中  — 「飛び出し」
         「横断していいところ以外での横断」
         「信号無視」       

▷「見通しの悪い場所や曲がり角では必ず止まり、安全を確かめる」
 「道路を渡るときは横断歩道や歩道橋を渡る」ということを徹底する!

▷ 交通ルール違反が事故に繋がるという交通安全教育、重要です!


【危険時間は午後】

去年、東京都の時間帯別、子供の交通人身事故発生件数は・・・
     
午後4時 〜 6時 ➡ 3割  午後2時 〜 4時 ➡ 2割  午後6時 〜 8時 ➡ 1割
 
事故にあった子供の「自転車乗車中」の通行目的は「訪問」「買い物」「乗り回し」の順、
「歩行中」の通行目的は「下校」「遊び」「登校」の順となっています。
   
子供の安全教育に、そして交通事故を起こさないために、
前回と今回知った「子供が交通事故に遭うケース」についての情報を役立ててください。
 

多くの地域で、今日は2学期の始業式。
夏休みだった子供たちが学校に戻ります。
登下校の時間に通学路の近辺でクルマに乗っている方、
放課後の子供たちの遊び場近くをクルマで通る方は注意しましょう。

子どもの交通人身事故 発生件数は、
他の交通事故と同じように減少傾向にあります。
警視庁は『小学生の交通人身事故発生状況』を発表しています。
東京を例に見てみると・・・

10年前の平成18年。
小学生が遭遇した交通人身事故の数は 3,043 件でした。
その数は、毎年減少が続いて、去年 平成27年 は 1,001 件。
平成18年を指数 100とすると33になりました。

ところが、亡くなった子供の数は事故の減少と比例していません。
平成18年は2人でしたが、それより事故数が4割減った平成24年は6人 、
去年平成27年にも3人います。

事故件数が減っているからといって安全運転を怠たってはいけない。 
子供に対する交通安全教育をないがしろにしてはいけないということです。

ちなみに日本では1歳から14歳の子供の死亡原因では、
不慮の事故」が上位を占めているのですが、
5歳〜9歳/10歳〜14歳/ 2つの年齢別カテゴリーで
「不慮の事故」のうち最も多いのが「交通事故」です。

月別の事故数を見てみると・・・
11月から2月にかけて事故件数は少なく推移しています。
寒いので放課後に外であまり遊ばないことが理由でしょうか。

2月は 61件 ですが、3月で101件と急増。
4月には89件と少し減りますが、5月・6月は100件を超えて、
途中で夏休みに入る7月は73件、8月は12ヶ月中最も少ない 49件と減り、
学校が始まるこの9月は再び増えてしまい 78件 。
続く10月が月別で最も多い 112件となっています。

つまり9月は夏休みで減った事故数を持続させるためにも、
車を運転する側も、子供たちも気を引き締めるタイミングです。

次に小学生の学年別発生状況を見てみましょう。
多い順に並べると小3 ➡ 小1 ➡ 小4 ➡ 小2 ➡ 小5 ➡ 小6。
最も事故件数が多い小3が210件。
事故件数が2番目に少ない小5が145件 。
いちばん少ない小6は113件となっています。

高学年になってくると「飛び出し」や「信号無視」に気をつけるなど
成長して、安全への意識も高まってきているのかもしれません。
そういうことを子供の「意識」を育むことが大切です。

今の小学生の交通人身事故数は、
2つの「状態」で起こったものを足したものです。

1つは「自転車乗車中」。もう1つは「歩行中」。
小1・小2はこの2つのうち「歩行中」の割合のほうが多いのです。

小1は ➡ 「歩行中」 141件  「自転車乗車中」 49件
小2は ➡ 「歩行中」 96件  「自転車乗車中」 71件

ところが・・・

小3は ➡ 「歩行中」 81件  「自転車乗車中」 129件 

「自転車乗車中」が「歩行中」を逆転。
小4から学年が上がるにつれ「自転車乗車中」の割合が「歩行中」より高まります

一方で、平成27年の「歩行中」の交通事故 死傷者数を年齢別に見ると
圧倒的に多いのが 7歳 。5歳区切りで最も多いのが5歳〜9歳で4,853人。
10歳〜14歳になると2,155人 とずいぶん減ります。

小学校低学年の子供は、ひとりである程度しっかり歩けるようになった分、
きちんと注意を払わないで行動してしまうのでしょう。
特に歩行中についての注意を、
小学校高学年の子供は、体が成長して、
ビュンビュン自転車を飛ばすのが楽しくて仕方がない時期でしょう。
特に自転車に乗るときの注意を、大人が促すことが大切です。

ハンドルを握る方は、歩いている低学年の小学生、
自転車に乗る高学年の小学生に充分注意してください!


そろそろ8月も終わり。
夏の間、アウトドアライフに、帰省に、 
ずいぶん愛車に頑張ってもらった人は多いでしょう。
ベテランドライバーには当然かもしれませんが、
クルマを持ってキャリアが浅い、若いドライバーのみなさん、
このタイミングで一度メンテナンスを考えるべきです。
秋からも安全運転を続けるために!

今回のコメントは国際モータージャーナリスト 清水和夫さんでした。
夏に酷使した愛車のメンテナンスは、まず洗車から。

海に行ったりすると潮風に当たります。
ガソリンスタンドとかに行っておまかせでは無く、
コイン洗車で自分で高圧の水を使い、
外装だけでなく、タイヤのホイールハウスの中まで
入念に塩水、あるいは、砂泥を綺麗に取ってあげるようにしましょう。
そういう「気持ち」が大切だと清水さんは言います。

洗車のあとは夏の高温からくるダメージのメンテナンス!
温度が上がるとブレーキやタイヤを酷使しがちなもの。
自分で出来る範囲の中で言えば、足周り、特にタイヤ周り、
空気圧とかすり減った状態をチェックする。
ふだん何気に使っているタイヤが気が付いてみると擦り減っていて、
雨が降った時に滑ってビックリすることがあります。
残りの溝がどのくらいかチェックしたり、釘を踏んでいないか確認する。
実は釘を踏んでいてもパンクしない場合があります。
釘が刺さったままの状態で走っていて、ある時、釘が抜けるとパンクをしてしまう。
タイヤを全周、手で触ったり、目で見て確認するようにして下さい。

タイヤの磨耗についてのチェックポイント。
タイヤの溝の中には一段高くなっている「スリップサイン」があります。
新品の時、タイヤの溝は8mm。「スリップサイン」は1.6mm。
タイヤが磨耗した結果、スリップサインが顔を出し、
溝が1.6mm未満になった状態で走ることは法令違反。
反対に言えば、溝が1.6mmまでは、法令上の問題はありませんが、
専門家は安全上、新品の時の50%=4mm 磨耗した程度でのタイヤ交換を推奨します。

そして、次のメンテナンスは掃除。
ジメジメした夏を過ごしたので、秋になって湿度が下がった時に
湿気を取るという意味で絨毯などはいちどとって
綺麗に細かく、室内クリーニングをするのも大事です。

それは車に対する愛情。
食べ残したパンが落ちていても、平気な人は車に対する愛情が無い。
いざという時に車が人を守ってくれないのではないか?
そういう風に清水さんは信じているといいます。

愛情があれば自分の車がどこかにぶつかったら可哀想だと思うはず。
自分の車が他の車を傷つけることも可哀想だなと思うと思うはず。
愛車が機械だと思わずに大事な人の命を乗せる友達だと思うと車を大事にします。
大事にすると安全運転も守れるようになるというわけです。

かつて愛車のセルフメンテナンスに「ブタと燃料」という表現がありました。
「ブレーキ」「タイヤ」「燃料」をチェックするというもの。
テクノロジーの進歩で、このうち「ブレーキ」と「燃料」を
一般のドライバーがチェックすることは難しくなりました。
音や振動、乗っている感覚で「おかしいな」と思った場合には
必ずプロに見てもらうようにしましょう。

自分では「洗車」「タイヤチェック」「掃除」。
クルマに愛情を持って、安全運転を心がけてください!






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