第289回 田川市立大浦小学校 交通安全少年隊

2020/10/09

福岡県の中央部、筑豊エリア、田川市の大浦小学校が先月、
福岡県「学童交通安全運動」の最優秀賞を受賞しました。
なんと41年連続の最優秀賞!
今週は、その活動についてお伝えしました。





大浦小学校には45年前の1975年「交通安全少年隊」が誕生しました。
当時のPTAが子供に交通事故から自分を守ることを身につけさせようと
結成に至ったといいます。

それ以来、全校生徒が「交通安全少年隊」のメンバー。
そして、6年生になると“指導班”となります。

石橋格校長先生によると、
近隣の学校には大浦小学校の交通安全少年隊のように
全校を挙げて交通安全に取り組んでいる学校はないそうです。

指導班の活動は毎月10日・20日・30日の朝7時45分から8時15分、
当番の6年生、4、5名ずつが学校正門前の押しボタン信号の所と
多くの子供が通る団地の横断歩道に横断旗とホイッスルを持って立ち
下級生が安全に渡れるように通しているとのこと。





大浦小学校の6年生は現在2クラス、33名。
今回は、その指導班のうち4人の生徒に話を聴きました。

東内優空さんは「41回連続最優秀賞を受賞したと聞いて
驚いたし嬉しかったです。去年の6年生が頑張っている姿を見て
すごいなと思っていましたが、この報告を聞いて改めて尊敬しますし
私たちも頑張らなくてはと感じました」と話してくれました。

「大浦小学校は6年生になると、
交通安全少年隊指導班の活動は当たり前だと思っています。
その伝統を次の6年生に引き継いでいかないいけないとと強く感じています。
このことがずっと続いてきた理由だと思っています」
と話してくれたは松本妃奈さん。





小田柊那さんは「私たちは交通安全少年隊の活動をとても誇りに思っています。
私は下級生への挨拶や止まってくれた車の運転手さんへの一礼を心がけています。
この活動が受け継いでいかれるよう頑張って指導していきたいと思っています」
と話してくれました。

将来は運転免許証をとって車の運転をしたいという山本正真さんには、
最近、よく報道される「あおり運転」や「ながら運転」について、
どう思っているのか? 聞いてみると
「自分はそういう人たちの考えていることがよく分かりません。
なぜ、そんな平気でそういうことをやるのか?
他の人の命を奪いたくないですし、
そういうことをしてしまうと家族にも影響していくので、
安全運転でいきたいですね」とキッパリ意見を述べてくれました。





小学校入学時から交通安全少年隊だったみなさんは
おそらく全国一般の小学生より、かなり意識が高いのだろうと思います。

大浦小学校生徒たちのこうした活動は地域の大人にも影響を与えています。
石橋校長によると、横断歩道に一緒に立って指導する方や、
下校時の見守り活動や防犯パトロールをしてくれる人もいるそうです。

「1番嬉しいのは校区の中で交通事故が起こっていないこと。
学校の登下校中に交通事故で大きな怪我をした事案もありません。
それは地域を挙げて交通安全に対する意識が高まっている現れではないかと
私は大変嬉しく思っています」と話して下さいました。

子どもたちの交通安全活動は、地域の大人の意識を高めます。
そして、彼らが大人になった時、安全運転の思いが培われていることでしょう。
さらに、その子どもたちへと、交通安全の大切さが伝えられるはずです。