第505回 2024 - 2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー
2024/12/13
今月5日「2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー」が発表されました。
日本カー・オブ・ザ・イヤーは前年11月から
当年10月に国内で発売されたクルマが対象です。
今回の対象車は31台。現在の選考委員59名が、
それぞれ10台に投票し、集めたポイント数で10ベストカーが決定。
日本カー・オブ・ザ・イヤーとインポート・カー・オブ・ザ・イヤーが決まり、
その後で他の賞が決定します。
今回の日本カー・オブ・ザ・イヤーはホンダ フリード。
史上初、ミニバンの受賞です。
日本自動車ジャーナリスト協会 会長で
日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員でもある菰田潔さんと
公式の発表によると、以下のような評価でした。
5ナンバーサイズで3列シート。
日本市場で重用されるファミリーカーゆえ、
これまでは突出したキャラクターを生み出しづらかったことも事実。
ホンダはそこに切り込んだ。
居住性、使い勝手の良さに磨きをかけるとともに、動的質感の向上、
ひいては操縦の喜びをも加味することに成功した。
ガソリンエンジンモデルに加え、
ホンダ独自のハイブリッド「e:HEV」を加えたことも大きな魅力のひとつ。
ホンダが大切にしているM・M(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)
思想を見事現代に体現した1台である。
ホンダ・フリードの獲得ポイントは220。
それに続いて10ベストカーの2位から5位に選ばれたのは
2位 マツダ CX-80 196点
今回コメントをいただいたモータージャーナリストで
日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員でもある菰田潔さんによると
このクルマは国内最上級3列シートのSUV
マツダのフラッグシップとしてスタイリッシュで堂々たる佇まい
高級車らしい室内 乗り心地 静粛性を追求した車
3位 MINI クーパー 172点
10年ぶりのモデルチェンジですが誰が見てもすぐMINIとわかるデザイン。
いわゆるゴーカートフィーリングと呼ばれる走り味は変わらず。
ミニらしいセンターメーターに映し出される映像はドライブモードで切り替え可能。
色やデザインの変化を楽しむことができます。
4位 スズキ フロンクス 110点
洗練されたスタイルを持つクーペSUV。
非常に最小回転半径が小さくて小回りの利く車。
ADASからACCなどの先進装備も付いて価格も安いというところが特徴です。
5位 レクサス LBX 70点
レクサスが提案するコンパクトラグジュアリー。
高級車は大きくてコンパクトカーは質素というような
サイズのヒエラルキーを超えた次世代モデルです。
今回のエントリー車を見ると標準的なクルマの安全機能は、
先進運転支援システム「ADAS」はついていますが、
そうした性能をきちんと把握しつつ
日々の安全運転に役立てるようにしましょう。