2012年2月27日

2月27日「たすきリレーで福島を目指す」

「全国たすきリレー」を企画・運営しているJASP(全国学生プロジェクト)で福島大学3年の鈴木慎一郎さんにお話を伺いました。

鈴木さんは福島大学経済学部3年。
「福島のことを忘れないでほしい」「福島のいまを知ってもらおう」という気持ちから、2月13日に沖縄をスタート。
全国およそ30都府県、日本海ルートと太平洋ルートの2ルートでたすきリレーを実施しています。
全国の学生にツイッターなどで呼びかけて協力を求め、2000人近い学生が協力して運営をしています。

日本海側の太平洋側の2つのルートで全国をリレーし、3月11日に福島のゴールを目指します。

【JASP たすきリレー website】

2012年2月24日

2月24日「福島県双葉郡川内村 遠藤雄幸村長インタビュー(3)」

福島第一原発から30キロ圏内にある福島県双葉郡川内村は、1月31日に遠藤雄幸村長が「帰村宣言」を出し、「村に戻れる人から戻る」という基本方針の元、帰村を開始しました。
いま川内村は、役場機能を郡山の仮設庁舎から村へ戻し、学校や診療所を再開する4月へ向け、準備を進めています。

ただ、約2900人の村民のうち、村に戻ったのはまだ250人〜300人。
村の外で避難生活を続ける方の不安を解消するには、まだ多くの問題が残されています。

遠藤村長にお話しを伺いました。



遠藤村長が机の引き出しに忍ばせている、一通の手紙があります。

《千葉県に避難している女子中学生からの手紙》
 村長さん、私は川内村が大好きです。
 大好きな大好きな川内が、なんで、こうなってしまったの?いつも、夜、寝る前に、泣いてしまいます。
 千葉の人は、とても優しいです。こないだも友達と一緒に東京ディズニーシーに行ってきました。
 とても楽しかったです。でも私の川内に戻りたいと言う気持ちは、絶対に変わりません。絶対に!!
 川内、自分の故郷を捨てるなんて、、、絶対にしません。
 これは私の考えですが、大人になったら、川内の「ゆふね」で働いて
 大好きな川内村に住みます。まだまだ先は長いですが、川内に住むことは、絶対に変えません。
 田舎に帰りたいです。村長さんお願いします。



◆遠藤村長“手紙は応援歌そのもの”
 子どもたちは純で無垢。大人が何をやっているのか、何をやろうとしているのか、(大人の)後姿を見ながら考えていると思う。今は色んな保障で、雇用保険や損害補償で仕事がなくても生活している。日中、お父さんやお母さんが借り上げアパートや仮設にいる。子どもたちにどう映っているんだろう。子どもたちは気づいているし感じている。少々辛くてもリスクがあっても、大人の我々ができることをやろうという姿を見せるべきではないか。
 不安の中で育った子どもたちは、その家にとっても村にとっても不幸なことだと思う。そういう子どもたちは将来 川内村に戻ってこない。だとするなら福島で生きる、川内村で生活すると決めたら、津波で命を落とした家族や子どもたちを考えると、生きている喜びを伝えていく。一緒にいる家族の大切さを、しっかり伝える。こういう姿を子どもたちに見せてほしい。
 今こそ手紙を頂いた子どもにしっかり応える絶好のチャンス。今度の震災で生き方まで、価値観まで変わってくる。
 何が大切なのかということ。村って何のために存在するのか。自治体ってどうして存在するのか。除染してお金かけて苦労して、元の生活に戻るにはまだまだ時間がかかる。
 どうしてこんなに辛い思いをしながら川内に戻るのか。川内村の存在って何か。考えさせられた。故郷に戻るって理屈じゃないと、つくづく思う。
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