2012年7月19日

7月19日「ISHINOMAKI 2.0 『STAND UP WEEK 2012』(1)」

宮城県石巻市・ISHINOMAKI 2.0が企画するイベント「STAND UP WEEK 2012」。
ISHINOMAKI 2.0代表理事の松村豪太さんに、これから何をしようとしているのか、改めて伺いました。


◆ISHINOMAKI 2.0の活動
 東日本大震災で最大の人的、浸水被害を受けた石巻だからこそ生まれたプロジェクト。閉塞感あふれた街を、オープンにクリエイティブに作り変えようという活動。
 津波が、人、財産、クルマなど多くのものを奪った。泥かきや人探しなどのボランティアがきっかけで、クリエイター、大学の研究者、ウェブデザイナー、そうした人たちと会って、なにも無い白いキャンバスが広がった街を元に戻したくない、オープンでクリエイティブな街にしたいと動いているのがISHINOMAKI 2.0。


◆具体的なプロジェクト
 継続的な事業としては、出会う場としての「IRORI」というシェアオフィス兼コワーキングスペース。
 街づくりの手伝い。いろんな意見を吸い上げるプロジェクトテーブル。立場ごとに意見を出せる場の創出。


◆「STAND UP WEEK」、昨年は7月に行なわれた
 ISHINOMAKI 2.0最初の手作りプロジェクト。
 石巻最大のお祭りは、8月1日の川開き祭り。子どもたちは寝られないくらいの素敵なお祭り。それすら自粛で開催が危ぶまれた。でも動けば変わる、やりたいと思った。
 そこで手作りのお祭りをやった。ゲリラ的に東京のミュージシャンを呼び、太陽光カフェ、復興バーなど、面白いことができることを見せたかった。それを観た人が応援してくれた。被災したビルの壁にドラえもんの最新作を投影して300人以上が来てくれた。
 映画そのものも素晴らしいが、川のそばでベンチに座り、ベルギー人が提供してくれるベルギービールを飲み、という空間を楽しんでもらった。



ISHINOMAKI 2.0が企画する「STAND UP WEEK 2012」
今年も7月21日(土)から2週間にわたって開催されます。

 ●野外映画上映会:「ドラえもん劇場版」「クレヨンしんちゃん」の上映
 ●ゆかた de 街コン
 ●ロボラボ:レゴブロックでロボットを作るワークショップ
 ●まちづくりシンポジウム「ぺちゃくちゃナイト」
上記の他、たくさんのイベントが行なわれます。

【ISHINOMAKI 2.0「STAND UP WEEK 2012」 詳しくはこちらからどうぞ】


最後の2日間、7月31日と8月1日に行われるのが、石巻で大正時代から続く「川開き祭り」です。
この開催に合わせて番組では、「石巻復興支援ツアー」第2弾を企画しました。


★クロノス×ISHINOMAKI2.0東日本大震災復興支援ツアー第2弾!★
      【GAKU-MCとめぐる石巻川開き祭り】!!!


今年3月にTOKYO FM「クロノス」とNPO「石巻2.0」のコラボレーションで実施した
東日本大震災復興支援リスナーツアーの第2弾が決定!!

今回は、アーティスト「GAKU-MC」さんが参加!


石巻最大の夏祭り「石巻川開き祭り」で灯篭流しや花火大会を鑑賞するほか、
フットサルの「2on2」を通して現地の方々と触れ合いながら、被災地をめぐる2日間の旅です。

日程は、7月31日出発、8月2日早朝 東京発着。
詳しくはTOKYO FM「イベント80」のページをご覧ください。

パーソナリティ・高橋万里恵も参加します。

2012年7月18日

7月18日「宮城県石巻市『ラジオ石巻』が伝えたこと(2)」

昨年3月の東日本大震災以降、電気や携帯電話がつながらない中、宮城県石巻市のコミュニティFM「ラジオ石巻」は、地元の安否確認情報や生活支援情報を発信し続けました。

震災から1年4ヶ月経過した現在、ラジオ石巻の役割は大きく変わりつつあります。
「ラジオ石巻」技術部長・今野雅彦さんにお話しを伺いました。

◆日常の再開
 今、石巻市の大半の人たちは、震災の影響で心に傷を負っている。それをわきまえて、生きがい、レジャーなど、日常を再開していいのか悩んでいる市民もいる。しかしレジャーや趣味を商売としている経営者も食べていかなければいけない。
 水産都市に特化した、漁業、釣り、レジャー情報の番組を再開させた。非常に悩んだが、リスナーから釣り情報が欲しいという要望もあり、普段通りの営みをさせてもらおうということで、釣り番組を再開した。


◆釣り番組の再開。その意味
 日曜の朝8時30分、釣りの専門家や釣り雑誌記者、釣りクラブ会長が出演。その情報を頼りに、今どこで何が釣れているかを話すと、人が集まる。釣りは情報が命。
 石巻と海は切り離せない。それを取り上げたら、何をしたらいいか分からない市民も多い。ストレス解消。自然と向き合い、対話することは絶やさない方が良い。震災から1年が経過して、商店街のシャッターが一つ一つ開いて、競業が進んでいく。(お店が)再開したと聞けば、そこの社長も頑張ったんだとイメージできる。お店の再開と「再会」という時期になっている。


 


<石巻発の地域コミュニティ再生プロジェクトとして、石巻市民の方々がお国言葉で行なうラジオ体操「おらほのラジオ体操」がYOUTUBEなどで話題に。
石巻の方々の写真ジャケットCDは現在も発売中。その収益の一部は災害復興支援の義援金となります>

【ラジオ石巻 Official Website】




★クロノス×ISHINOMAKI2.0東日本大震災復興支援ツアー第2弾!★
      【GAKU-MCとめぐる石巻川開き祭り】!!!


今年3月にTOKYO FM「クロノス」とNPO「石巻2.0」のコラボレーションで実施した
東日本大震災復興支援リスナーツアーの第2弾が決定!!

今回は、アーティスト「GAKU-MC」さんが参加!
石巻最大の夏祭り「石巻川開き祭り」で灯篭流しや花火大会を鑑賞するほか、
フットサルの「2on2」を通して現地の方々と触れ合いながら、被災地をめぐる2日間の旅です。

日程は、7月31日出発、8月2日早朝 東京発着。
詳しくはTOKYO FM「イベント80」のページをご覧ください。

パーソナリティ・高橋万里恵も参加します。
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パーソナリティ 鈴村健一

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