2012年7月11日
7月11日「新たな支援の形、クラウドファンディング」
被災地では、がれきの処理や漁業や農業など産業の復興、高台移転など、復旧・復興への長い道のりが続いています。
スピードと金額の両面で、行政による支援が十分に行き届かない中、新たな支援の形として注目されているのが、プロジェクトを掲げて賛同者を募る「クラウドファンディング」です。
この「クラウドファンディング」と、被災地支援の可能性について、ジャーナリストの津田大介さんにお話を伺いました。
◆クラウドファンディングとは
「クラウドファンディング」とは、今アメリカなどでも注目されている資金集めの方法。プロジェクトを示して、資金を集める。最近だと一番話題なのはベン・フォールズファイブが「次のアルバムの制作資金はクラウドファンデングで集めます」「300万円集まれば製作費になります」というと、ファンがそれに対してお金を払う。さらに、例えば「3000円払ったファンはCDがもらえます」「1万円とか10万円払った人はライブにも招待する」など、支援した側が、見返りとしていろんな商品をもらえる。お金が集まらなかったら「失敗」となり、お金は引き落とされない。「意志」や「やりたいこと」を示して、それに賛同する人がお金を提供する、というサービス。
2年くらい前からアメリカで「kickstarter」という有名なサイトが登場して、日本では震災の後に似たようなサービス「Ready For?」や「CAMPFIRE」などが昨年相次いでスタート。
プロジェクトによっては数百万円の資金を集めて成功しているケースも出てきている。
ソーシャルメディアで善意を流通しやすくなり、そこにお金も払う、という形が出来てきている。
◆ソーシャルメディアが実現するインフラ
「意志」や「プロジェクト」を示して、ソーシャルメディアで広げ、社会を良くしていくということがやりやすくなってきた。日本でもソーシャルメディアが1500万人、2000万人近くまで来て、ネット上でワンクリックで送金するシステムも出来てきたことで、行政の補助金に頼らず、人々の善意でお金を集めて、ものごとを実現していくことが可能になった。
アイディアと情熱があって動ける人間が、きちっとお金もついてきて継続的に動けるような、そんなインフラにソーシャルメディアがなると、社会が良い方向に活性化していくのではと思う。
「クラウドファンディング」による被災地支援には、「漁業支援」「子供たちに楽器を送るプロジェクト」「祭りの再生」など、様々なプロジェクトが進行しています。
支援金も500円や1000円など、少額から可能なものもあります。
スピードと金額の両面で、行政による支援が十分に行き届かない中、新たな支援の形として注目されているのが、プロジェクトを掲げて賛同者を募る「クラウドファンディング」です。
この「クラウドファンディング」と、被災地支援の可能性について、ジャーナリストの津田大介さんにお話を伺いました。
◆クラウドファンディングとは
「クラウドファンディング」とは、今アメリカなどでも注目されている資金集めの方法。プロジェクトを示して、資金を集める。最近だと一番話題なのはベン・フォールズファイブが「次のアルバムの制作資金はクラウドファンデングで集めます」「300万円集まれば製作費になります」というと、ファンがそれに対してお金を払う。さらに、例えば「3000円払ったファンはCDがもらえます」「1万円とか10万円払った人はライブにも招待する」など、支援した側が、見返りとしていろんな商品をもらえる。お金が集まらなかったら「失敗」となり、お金は引き落とされない。「意志」や「やりたいこと」を示して、それに賛同する人がお金を提供する、というサービス。
2年くらい前からアメリカで「kickstarter」という有名なサイトが登場して、日本では震災の後に似たようなサービス「Ready For?」や「CAMPFIRE」などが昨年相次いでスタート。
プロジェクトによっては数百万円の資金を集めて成功しているケースも出てきている。
ソーシャルメディアで善意を流通しやすくなり、そこにお金も払う、という形が出来てきている。
◆ソーシャルメディアが実現するインフラ
「意志」や「プロジェクト」を示して、ソーシャルメディアで広げ、社会を良くしていくということがやりやすくなってきた。日本でもソーシャルメディアが1500万人、2000万人近くまで来て、ネット上でワンクリックで送金するシステムも出来てきたことで、行政の補助金に頼らず、人々の善意でお金を集めて、ものごとを実現していくことが可能になった。
アイディアと情熱があって動ける人間が、きちっとお金もついてきて継続的に動けるような、そんなインフラにソーシャルメディアがなると、社会が良い方向に活性化していくのではと思う。
「クラウドファンディング」による被災地支援には、「漁業支援」「子供たちに楽器を送るプロジェクト」「祭りの再生」など、様々なプロジェクトが進行しています。
支援金も500円や1000円など、少額から可能なものもあります。