2012年1月17日

1月17日「阪神淡路大震災から17年。薄れることない記憶」

17年前の今日、1月17日、早朝5時46分。
兵庫県南部を中心に、広く近畿地方を大きな地震が襲いました。

阪神淡路大震災。
死者・負傷者を合わせて1万人以上。全半壊した住宅、およそ25万棟。
今朝5時46分には、神戸を中心に全国各地で黙とうがささげられました。

神戸市東灘区で書道教室を主宰する、書道家の野原神川さんも、阪神淡路大震災で被災し、家族を失った一人です。

◆震災で家族を失った
 私は実家から12分くらいのところに一人暮らししていました。
当日は実家に泊まる予定でしたが、両親ともに風邪をひいていて来るなと。
それで両親二人とも亡くなってしまいました。ぺちゃんこでした。
たぶんわたしも泊まっていたら一緒に逝っていたと思う。
だから、残してくれたのかな、と。父親から「お前は残れ」と。

実家の斜め前に妹家族が住んでいて、妹はクラッシュ症候群で、上から梁が
長い時間足に負担かけていたようで。いまだに障害になってしまっている。
長いこと妹の後姿を見ることができないでいる。見ると涙が出ちゃう・・・
前はいいが後ろがだめ。泣きそうになっちゃう。
本人にはそんなこと言ったことないけど・・・。


◆震災の記憶が薄れることは決してない
 あの時の天気はいまだに忘れない。すごくお天気がよかった。地べたで起こっている風景と空のきれいさのギャップがすごくあって。天気のいい日は震災のことを思い出したりする。
 とくに12月に入ってから1月17日までがしんどい。体調もよくないし、当時のことを振り返るというか。毎年だめ。お正月は毎年18日にならないとこない。たぶん私だけじゃないと思う。(神戸の方は)皆さんそうだと思う。



神川さんは震災後、実家があった場所に書道教室を開き、
子供から大人まで、広く書の楽しさを伝えています。
また、NHK朝の連続テレビ小説「だんだん」の題字を手掛けるなど、書道家のアーティスト。
現在、自身の作品をチャリティー販売して、東北の被災地へ向け書の道具を送る支援活動を始めています。

神戸市東灘区 書道教室「ばく工房」で販売も行なっています。

【野原神川さん official site】

【「ばく工房」へのアクセス】











2012年1月16日

1月16日「神戸から、17年目の想いを歌声に乗せて」

阪神淡路大震災から明日で17年目を迎える神戸。
昨日、神戸・三宮で行われた「5万人のメッセージライブ!!」で、子どもたちの歌声が響き渡りました。
歌のタイトルは「しあわせ運べるように」。

阪神淡路大震災の被災地で生まれ、そしていま、東北の被災地でも歌い継がれている歌です。

作詞作曲を手掛けたのは、神戸の小学校で音楽教師を務める、臼井 真さん。
臼井先生は、17 年前に神戸の東灘区で被災。自宅も全壊しました。

◆曲を作ったきっかけ
 神戸の震災で自宅を失い、精神的にも追いやられてつらかったとき、親戚の家でお世話になっていたが、夜9時すぎのニュースに神戸の三宮が映った。それが自分が知っている三宮でなく、街全体が消えてしまったかという衝撃を受けて、目の前にあるメモ帳のような紙の裏に10分間くらいで作ったのが、この「しあわせ運べるように」という曲。
 避難所だった学校で授業ができたときに小学3年生に歌ってほしいと教えた。メロディが覚えやすいので、子供たちはすぐに覚えた。ボランティアの方がたくさんいたのでボランティアの方に向かって歌った。
 涙を流しながら歌う子もいたが、全体的には勢いがあって明るく歌うと、ボランティアの方たちが涙を流していた。それを見て、この歌は届くかもしれないな、という実感はあった。



阪神淡路大震災の被災地・神戸で生まれた歌「しあわせ運べるように」。
この歌は、歌詞の「神戸」の部分を「ふるさと」に置き換えて、東日本大震災の被災地でも歌い継がれています。


◆歌い継がれる想い
 東日本大震災の後にインターネットなどで、自分が知らない間に「このうた聴いてください」といろんな方が送ってくれたり、実際に現地で歌ってくれたりと、いろんな方面から広がっていった。被災した方にも直接お会いし、東北にも2度行った。
 高校生の女の子が中学生時代の部活の後輩を津波で亡くした。「“元の姿に戻る”という歌詞があるが、ふるさとは非居住地になって元の姿には戻りっこない。でも“生まれ変わる”という歌詞に救われた」「そうだ、生まれ変わるんだ、と思ったら前を向いて希望を持って生きられるかな」と言ってくれた。それを聞いて、やはり被災地の想いは一緒なんだなと思った。


臼井先生が現在教鞭をとる西灘小学校では、明日1月17日、学校の体育館で子供たちが「しあわせ運べるように」を合唱します。
また、長田区の大正筋商店街でも、夕方に子供たちの歌声が披露されます。

さらに、「しあわせ運べるように」のCDブックもリリースされています。CDと本の印税は全額、東日本大震災の支援のために寄付されます。

詳しくは、「しあわせ運べるように」公式サイトをご覧ください。
最新情報、様々な動画も見られるようになっています。


【「しあわせ運べるように」公式サイト】









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パーソナリティ 鈴村健一

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