2012年5月16日
5月16日「福島県南相馬市小高区・ボランティアの現状」
現在、福島第一原発20km圏内にある南相馬市小高区では、警戒区域の一部解除を受け、住民の方の一時帰宅が認められ、自宅の片付けなどが出来るようになっています。
このため、住民の方の要望を受けたボランティア活動も始まっています。その活動内容について、南相馬市ボランティア活動センター・松本センター長に伺いました。
◆ボランティアの活動内容
活動場所は主に、避難準備区域が解除された南相馬市小高区。福島第一原発から10.1km〜20kmの区域。
住宅は水に浸かったまま、津波に流された車両や農機具が畑や道路、ガードレールに引っかかったまま。それが1年間放置されている。地盤沈下と津波で中の家具は水浸し。そうした家を少しでも乾かしたいという住民の希望があり、家から家具や布団などを外に出すという作業。ガレキを集める場所(行政による仮置き場)がないため、敷地内で保管してほしい。家の人もそれは分かっているので、敷地の一角まで運ぶ。
住民はまだ住んでいない。24時間居てはいけない地区なので、活動する時は仮設住宅に避難している方が車で30分〜40分かけてやってきて、立ち会いの上でがれきを撤去する。
松本センター長によると、小高区は現在も地盤沈下の影響で、雨が降ると道路は50cmほど浸水する状態だということです。
また、がれきを集める「仮置き場」の設置は、南相馬市の工程表では来月以降の予定だということです。
小高区では来週以降、電気が復旧するため、一時帰宅が増え、ボランティアへの要望も増えることが予想されます。
今後のボランティアへのニーズ、そして放射能のケアについて伺いました。
◆ボランティアが足りない
週末は100名を超えるので人が足りるが、平日は圧倒的に足りない。常時100名くらいのボランティアが必要と見ている。ニーズはますます増える。
放射能。線量計を持って回っている。線量が高い地域はスタッフへ撤収指示を出している。安心して活動してほしい。
1年間、放射能の影響で被災当時のまま。被災地を歩くたびに言葉にならない。
長い間放置すれば建物は痛み、農地も使えなくなる。日本の原風景・農村が崩れようとしている。みなさんの力が欲しい!
ボランティアの受け付けや、宿泊施設などについては、「南相馬市ボランティア活動センター」のブログでご確認ください。
【南相馬市ボランティア活動センター(運営:災害復興支援ボランティアねっと)ブログ】
「南相馬市 生活復興ボランティアセンター」でも、小高区・原町区でのボランティア受付を、18日(金)から開始します。
【南相馬市生活復興ボランティアセンターのブログ】
このため、住民の方の要望を受けたボランティア活動も始まっています。その活動内容について、南相馬市ボランティア活動センター・松本センター長に伺いました。
◆ボランティアの活動内容
活動場所は主に、避難準備区域が解除された南相馬市小高区。福島第一原発から10.1km〜20kmの区域。
住宅は水に浸かったまま、津波に流された車両や農機具が畑や道路、ガードレールに引っかかったまま。それが1年間放置されている。地盤沈下と津波で中の家具は水浸し。そうした家を少しでも乾かしたいという住民の希望があり、家から家具や布団などを外に出すという作業。ガレキを集める場所(行政による仮置き場)がないため、敷地内で保管してほしい。家の人もそれは分かっているので、敷地の一角まで運ぶ。
住民はまだ住んでいない。24時間居てはいけない地区なので、活動する時は仮設住宅に避難している方が車で30分〜40分かけてやってきて、立ち会いの上でがれきを撤去する。
松本センター長によると、小高区は現在も地盤沈下の影響で、雨が降ると道路は50cmほど浸水する状態だということです。
また、がれきを集める「仮置き場」の設置は、南相馬市の工程表では来月以降の予定だということです。
小高区では来週以降、電気が復旧するため、一時帰宅が増え、ボランティアへの要望も増えることが予想されます。
今後のボランティアへのニーズ、そして放射能のケアについて伺いました。
◆ボランティアが足りない
週末は100名を超えるので人が足りるが、平日は圧倒的に足りない。常時100名くらいのボランティアが必要と見ている。ニーズはますます増える。
放射能。線量計を持って回っている。線量が高い地域はスタッフへ撤収指示を出している。安心して活動してほしい。
1年間、放射能の影響で被災当時のまま。被災地を歩くたびに言葉にならない。
長い間放置すれば建物は痛み、農地も使えなくなる。日本の原風景・農村が崩れようとしている。みなさんの力が欲しい!
ボランティアの受け付けや、宿泊施設などについては、「南相馬市ボランティア活動センター」のブログでご確認ください。
【南相馬市ボランティア活動センター(運営:災害復興支援ボランティアねっと)ブログ】
「南相馬市 生活復興ボランティアセンター」でも、小高区・原町区でのボランティア受付を、18日(金)から開始します。
【南相馬市生活復興ボランティアセンターのブログ】