2012年2月17日

2月17日「かまいしキッチンカープロジェクト」

釜石市の東部地域は飲食店が集中していたエリアです。
しかし津波の被害により、その多くは営業ができない状態となりました。
そこで昨年、岩手県釜石市と釜石・大槌地域産業育成センターが「かまいしキッチンカープロジェクト」をスタートさせました。

事務局の石川学さんにお話しを伺いました。


◆プロジェクトについて
 被災をした飲食店の方々の再起を図る手段として、市の補助金なども導入し、キッチンカー方式で、昨年8月11日から現在6店舗で本格的に営業。
 キッチンカーでの調理には限界があり、被災によって店舗や自宅を失くされた方も多く、加工する場がないので、普段車が止めてある近くにプレハブを作って(調理場として)共有して使ってもらっている。



キッチンカーで営業中の店舗は、地元の食材をふんだんに使った手作り料理が人気の「はまゆい」や、創業56年、中華料理の老舗「新華園支店」など、地元で愛されてきた飲食店が中心です。

ランチ営業は、市内8か所のポイントに6台が日替わりで出かけて、料理を提供。
夜は、6台のうち最大4台が「キッチンカー屋台村」に集合して、営業をしています。


◆キッチンカーで営業
 釜石駅前に大きな仮設の商店街ができて、そちらで(店舗事業を)再開している人もいる。キッチンカーは移動できるのが有利なところなので、キッチンカーを選ぶ人もいる。
 (キッチンカーのオーナーは)初めは不安がかなりあったと思うが、昨年8月11日からチームでやってきて、県内県外たくさんのイベントに声をかけていただき、日が経つに連れてチームとしてまとまりつつある。逆に自分たちでイベントをしかけたり、メニューを増やしたりという動きも。
 キッチンカーのお客さんは、住居を復旧して住み始めている人や、大きなホテルが二つあるので、その宿泊されている方たちがメイン。
 夜は今までのお得意さん、常連さんなどが顔を出してくれている。事業者さんもお客さんも喜んでくれている。




かまいしキッチンカープロジェクトについて、詳しくはこちらをご覧ください。
【釜石復興支援プロジェクト】

2012年2月16日

2月16日「再開を目指す気仙沼『かもめ食堂』(2)」

宮城県気仙沼の「かもめ食堂」は、気仙沼なら誰でも知っているほど、地元で愛されてきた食堂でした。
しかし6年前に経営者が引退し、閉店。
その店舗は、昨年の津波で流されてしまいました。
その後、「かもめ食堂のラーメンをまた食べたい」という地元の方の声を受け立ちあがったのが、東京・葛西のラーメン店「ちばき屋」のご主人で、気仙沼出身の千葉憲二さんでした。

「かもめ食堂」を気仙沼で復活させる前段階として、今年2月、新横浜ラーメン博物館にお店を再開させました。
現在の店舗で従業員を育て、気仙沼の土地のかさ上げが終わる3年後をめどに、最終的には気仙沼に移転して、地元の雇用につなげたいと話しています。


◆雇用を生み出したい
 地元の人たちを育て、雇用を生むような店にしていけばいい。気仙沼のハローワークでも、弟子など興味ある人を募集しているが、失業保険を最後までもらおうとしているため動かない。今は「ちばき屋」の従業員でやっているが、本来ならば気仙沼の人たちが手を挙げてくれれば、僕はウェルカム。気仙沼の人たちのためにやろうと思っているが、気仙沼の人たちが手を挙げてくれないのでは成立しない。それだけ温度差がまだまだあるのも現実。

◆ラーメンを通じて仕事を作る。そして、その先の街づくりへ。
 興味本位でもいい。「千葉さんに習ってみようかな」という人がいれば嬉しい。
 気仙沼でラーメンをやっている人は、みんなお年を召した人たち。2代目はいない。難しいが、若い人が気仙沼ラーメンを見直そうという形で、行くたびに会ってみんなに話すつもり。

 気仙沼一のラーメンにしようと思っている。ほかの既存ラーメン店が、「うちは売れなくなる」という風に思ったら、なんのために行ったか分からない。切磋琢磨しよう。歓迎されるかどうかは分からない。みんなが同じような気仙沼ラーメンで、観光客がふと通ったら秋刀魚の良い香りがする、ラーメン店があると思う街づくりをしよう。



震災で職を失った方の数は、東北全体で12万人。
被災地に雇用を作るには、千葉さんのような県外からの民間の力、そして被災された方が働く意欲を持てるような工夫も必要ではないでしょうか。






【気仙沼かもめ食堂(新横浜ラーメン博物館)】
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パーソナリティ 鈴村健一

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