2012年3月2日

3月2日「子供たちの希望 写真家・長倉洋海さんインタビュー」

アフガニスタンやエルサルバドル、コソボなど、世界各地の紛争・内戦の現場を長年取材してきた日本を代表する報道写真家・長倉洋海さん。

今回長倉さんがフィルムに収めたのが、被災地の子どもたちの姿です。
昨年9月〜12月、福島県南相馬市といわき市、岩手県宮古市、宮城県仙台市に入り、各地の小中学校で撮影を行いました。

長倉さんの眼に映った被災地の様子と子どもたちの姿について、伺いました。

◆子どもたちの笑顔
 がれき自体は特別すごく驚いた、というわけでもない。今回はがれきそのものを撮るというより、そこで暮らす子どもたちの「いま」を撮りたかった。
 一番印象的だったのは、やはり子どもたちの「笑顔」。大人たちを励ます笑顔を子どもたちは持っている。それは世界の紛争地と一緒。ただ明るいところだけでなく、つらそうな表情もたくさん感じた。子どもたちが持っている本来の「明るさ」「強さ」「元気」は確かにあるが、放っておいてもそれを維持できるわけではない。大人たちが、「子どもが笑顔でいられる環境」を作ってあげないといけないと思った。



今回は子どもたちに事前に作文を書いてもらい、撮影を行いました。
子どもたちと接する中で、長倉さんは一つの「希望」を感じたそうです。

◆子供たちの「希望」
 もちろん震災で大変な目にあったというのは事実だが、「僕、津波でDVDとゲームソフトを全部流されて、それが悔しい。全部取り戻したい!」という子どもがいて。とても子どもらしいなと思った。
 家が壊れて仕事がなくなって、大人は「復興にどれだけ時間とお金が掛かるんだろう」と考えてしまいがちだが、何気ない会話が、子どもたちの感じた津波や震災。
 僕が出会った子どもたちは総じて、つらいことがあったからこそ、何気なくだらだらと過ごしてきた日常をしっかり生きたいという気持ちを感じた。助けられたので今度は助けたい、と。
 日本では紛争や大きな災害がなかったが、僕が出会ったアフガニスタンやエルサルバドルの子どもたちは、お医者さんになりたいとか、周りの人を助けたいという気持ちがすごく強かった。
 震災のすごく悪い材料の中で、子どもたちがそうやって考えていることが、唯一いいことなのかな。




長倉さんは作品集「だけど、くじけない 〜 子どもたちからの元気便」で今回の写真と子供たちの文章をまとめています。
また、3月4日(日)から新宿「コニカミノルタプラザ」で、写真展も開催されます。


【長倉洋海 official website】

【コニカミノルタプラザ official website】



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宮城県石巻市を中心に活動するボランティア団体「石巻2.0」の協力のもと、1泊2日の石巻復興支援ツアーを企画しました!

日程:3月24〜25日

1日目:石巻市内の津波被害の様子や、復興の取り組みを歩いて視察。
2日目:石巻の仮設住宅地域で開催される、石巻2.0 × LUZeSOMBRA PRESENTS「RE-FUTEBOLISTA PROJECT」の第4回フットサル大会。こちらには、中西哲生も参加します。

詳細はこちらをご覧ください。
【「クロノス」×ISHINOMAKI2.0 石巻復興支援ツアー】

2012年3月1日

3月1日「雄勝町で支援を続ける立花貴さん(3)」

宮城県石巻市雄勝町で震災復興に取り組む立花貴さん。
立花さんは宮城県仙台市の出身で、東日本大震災を機に、雄勝町で給食支援や教育支援などに取り組んでいます。

雄勝に住民票を移し、「雄勝の住民」となった立花さんにお話を伺いました。


◆新たな街づくりのビジョン
 いま雄勝の町には、人の気配がない。漁業単体を再生させても町に人は戻ってこないので、いま3本柱で街づくりをしていこうと思っている。
 ゝ業をベースにした食の町
 ⇒詐|羈惺擦鮹羶瓦砲靴振軌蕕猟
 8Г了挫呂破^神楽や和太鼓があり、伝統工芸や文化が残る町
 そこで「食」「教育」「伝統」、この3つで街づくりをしていこうとしている。
 同時並行的に30プロジェクトぐらい進めて、雄勝はいつも面白いことやってるなと思われるように頑張りたい。世界にも発信して、皆でやっていくのが今年の目標。



◆雄勝の子供たちによる和太鼓の演奏
 雄勝中の子供たちは和太鼓を練習してきたが、それもすべて流されてしまった。海で太鼓を拾い集めたが、皮が海水に使って音が鳴らない。
 校長先生の呼びかけで、もう一回太鼓を復活させようという時に、タイヤにビニールテープを巻いたらどうかというアドバイスがあった。雄勝の町にはタイヤは落ちていたので、古タイヤにビニールテープを巻いて、100円ショップで買った麺棒をバチにして、これを「雄勝復興輪太鼓」と名付けた。お披露目は8月20日、雄勝の「教育夏祭り」。集まってくれた人は感動してくれた。秋には東京駅のリニューアル式典でも叩いて、400人くらいの人が聞いてくれた。魂を揺さぶるような音で、それを聞いたドイツの方が、ぜひドイツにと招待してくれた。3月17日から4日間、ドイツで演奏会をすることになった。
 東京にも出ることがないような子供たちが海外に出ていくというのは、地元の大人たちの希望にもなる。子供たちもこの一年でものすごく成長した。子供ってこんなに成長するんだとびっくりする。



立花さんの活動について、詳しくは立花貴さんのブログをご覧ください。

【立花貴さんブログ「人は根っこにつながる!」】



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宮城県石巻市を中心に活動するボランティア団体「石巻2.0」の協力のもと、1泊2日の石巻復興支援ツアーを企画しました!

日程:3月24〜25日

1日目:石巻市内の津波被害の様子や、復興の取り組みを歩いて視察。
2日目:石巻の仮設住宅地域で開催される、石巻2.0 × LUZeSOMBRA PRESENTS「RE-FUTEBOLISTA PROJECT」の第4回フットサル大会。こちらには、中西哲生も参加します。

詳細はこちらをご覧ください。
【「クロノス」×ISHINOMAKI2.0 石巻復興支援ツアー】
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パーソナリティ 鈴村健一

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