2016年5月10日

5月10日 熊本地震 西原村の現状(2)

今朝も、熊本地震で甚大な被害を受けた地域の一つ、西原村からのレポートをお届けします。
震度7の激しい揺れで、家屋の多くが倒壊した西原村。今なお総人口の1割に当たる約680人が避難所で生活をしています。この西原村にいち早く駆け付けて支援活動を行なっているのが、阪神・淡路大震災を機に立ち上がり、長年ボランティア活動を続けている、「被災地NGO恊働センター」。お話しを伺ったのは、元代表で現在は顧問を務めていらっしゃる、村井雅清さんです。

西原村でも、ほかの地域と同じように、避難所だけでなく車中泊を続ける住民の方がまだまだ多いといいますが、現状はどうなのでしょうか?

◆それでも車中泊を続ける理由
必ずしも入れないから車中泊をしているんじゃなくて、一応、安全といわれる建物の中に避難はしておりますけど、余震が止まらないので怖いから車中泊をしている人もいる。だいぶ余震の数が減ったので、夜は避難所に来て寝ている人がほとんど。なかにはそれでもまだ怖いという人はずっと車中泊、あるいはテント泊している人もいます。やはりいちばん言うのは、早くゆっくり寝れる場所というか、住まいが欲しいというのは圧倒的に多い。でもこれは余震が収まらないと叶わない。そうですよねって言うしかなんですけど、でもできるだけ車中泊で閉じこもるんじゃなくて、テントでも張って、足を伸ばしてくださいねとか、エコノミークラス症候群にならないように、簡単なこういう体操すれば大丈夫ですよとか、それこそ足湯きてくださいねとか、そういうアドバイスをするということですね。今はそれしかできないですよね。


地震が少ない地域で起きた大きな揺れ。じっさいに14日の地震で倒れなかった家が16日の本震で倒れた例もあって、余震が収まるまでは帰りたくても帰れない人が多いんだそうです。
地震が少ない地域だけに、自治体も手が回り切れていない部分があると村井さんは言います。

◆西原村の行政に求める部分
ボランティアセンターのウチのスタッフや一緒にやってるメンバーが「まとめ役」になるんですが、よく考えたら、危険だということが前提にあって、何かあったらだれが責任を取るんだ?ということがまた次のリスク管理としてはあるから、ここまでくると瓦礫の片づけについては、ボランティアに決めさせるということが自体が酷な話で、きちっと役場、行政が「こういう場合ははいってはいけない」と示すべき。土砂災害の地域なら、その家が大丈夫だと思っても、雨で土砂崩れが起きてその家が流されるのはあり得ます。そういう地形的なチェックもしたうえで入らないといけないし、まあお任せではないですけど、手が回らないし、みたいなことで、ボランティアさんの出来る範囲で気をつけてやってくださいね!みたいなということになっています。もう一つは、災害救助法で、瓦礫の撤去は全額出る。本来、業者さんを雇ってどんどん片付けていけばいい。その業者さんの出来ない部分、細かい部分をたとえば壊れた中から大事な位牌を取り出してほしい、写真を取り出してほしいということき、業者さんの横に3人くらい付いて掘り出すとかやれば危なくはない。そんな風に救助法で出る部分と、まったくボランタリーなボランティア活動を組み合わせればなんの問題ない。行政は災害救助法を徹底活用して、やるべきですね。


今だ余震が続いて、土砂災害のリスクもある中、ボランティアに参加される方は、しっかり状況判断をして行動したり、慣れたボランティアチームに参加するのも一つの方法です。

「被災地NGO恊働センター」、村井雅清さんのお話し、明日も続きます。

パーソナリティ 鈴村健一

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