2018年8月10日

西日本豪雨支援 OPEN JAPAN

今朝は西日本豪雨災害に関する情報、お伝えします。

重機を使った土砂の撤去から、地域のコミュニティ再生まで、中〜長期的に被災地支援を続ける「OPEN JAPAN」。今回の災害では、愛媛県の西予市、そして広島県坂町を拠点に活動を続けています。

今朝はOPEN JAPAN、緊急災害支援プロジェクト代表 肥田浩さんに、被災地の支援状況、今求められるボランティアについて伺いました。

◆圧倒的にボランティアが足りない
OPEN JAPANでは、愛媛県の西予市を中心に宇和島市で床剥がしや壁剥がし、重機を使った土砂撤去など少し専門的な技術職と、地域のコミュニティ再生ということでかき氷を出したりしています。広島では坂町を中心に活動しています。こちらはボランティアセンターのボランティアも徹底的に不足しています。現在もご家族だけで家の土砂の撤去をしている現状があります。
(土砂の片付けの見通しは)
目の前の土砂に関しては、愛媛の方は、畑までやるとなると年内という長期のスパンになってきますが、自宅の再建というスパンで考えるとあと1〜2ヶ月ぐらいかなと。広島はこの人数でいくと年内は厳しいのではないか、というのが今の現状。やっぱり土砂に埋もれたままの家だと今の時季カビが生えてくるので、住宅再建をあきらめちゃう方々が増えてくるので、一日でも早く土砂を出して乾燥させて消毒するということが求められているので、一日でも早い住宅再建へ向かったお手伝いが今求められていると思います。
オープンジャパンでは一般的なボランティアより少し難しいニーズ、大工さんや重機のオペレーターさんがまだまだ不足していますので、ぜひそうした方のボランティア参加もお待ちしています。また、まだまだ人材が圧倒的に不足していますので、1週間〜2週間、または1ヶ月単位のボランティアさんも来ていただければどちらの現場も非常に効率が上がるかと思っています。


坂町では復興を後押しする動きもありました。
先日、全線で運転を見合わせていたJR呉線のうち、広島方面から「坂駅」までが運転を再開しました。これでだいぶアクセスが良くなったので、ボランティアさんも入りやすくなったのではないでしょうか。
呉線は、広駅−坂駅間が9月中に再開する予定(うち広−呉間は今月20日から暫定運転)。三原駅−広駅間は来年1月中に復旧する見通しです。

OPEN JAPANでの活動についてはオフィシャルサイトをご覧ください。

パーソナリティ 鈴村健一

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