2018年8月13日

STAND UP SUMMIT2018

今日と明日は、今月、東京ビッグサイトで行われたイベント
『STAND UP SUMMIT』をご紹介します。

「これからの時代を担っていく若者たちが、等身大で復興を考えよう」 という趣旨のイベント。毎年この番組でもお伝えしています。イベントの最後におこなわれたのが、「復興ディスカッション」です!ここに、中西さんも参加。中・高・大学生と一緒に話し合ったテーマは「観光復興」。
どうすれば東北は、オンリーワンの観光地になれるのか?ゲストでお迎えした、グリズデイル・バリー・ジョシュアさんが、ヒントをくれました。カナダで生まれて、子供の頃から車椅子生活のジョシュアさん。現在は日本で暮らしながら、日本のバリアフリー情報を、海外の障害者に発信するウェブサイトを運営しています。ジョシュアさんは、「東北は、いまがチャンス」だと話します!

◆「#accesible_tohoku」
ジョシュア)この数字は、94%。これは、障害を持っている方が、どこかに行く前に、その場所のバリアフリー情報を調べる方の割合。94%の人が調べます、行く前に。でも、残念ながら、54%が、あきらめて違うところへ行くんですね。それは、日本は問題点かなと思います。たとえば、これは、観光スポットのホームページ。日本語のページには、バリアフリー情報、たとえば、「トイレはここにありますよ」とか「エレベーターはありますよ」とか書いてありますが、英語のページを見ると、ぜんぜん書いてありません。それで、観光を考えている人は、これは危ないかな、違うところへいこうかな、とビジネスを失ってしまうんですね。でも、いまは、東北はチャンスだと思います。
世界中の13億人が障害を持っています。その家族とヘルパーさんを入れると、30億人になります。それで、障害を持っている人のグループは、一般の健常者よりも長く滞在します。そのグループの人数も多いんです。で、一番大事だと思うのは、障害を持っている人はいけないところが多いんですね。行けたところがあれば、みんなに伝えたくなります。たくさんの世界中の人に、簡単に、情報が届きます。たとえば、インスタグラムを使って、新しいハッシュタグを作りましょう。「#バリアフリー東北」、そして、英語で、「#accesible_tohoku」。それがみんなわかったら、安心して、94%の人が行けると思います。

中西)とくに、東北は、風光明媚な美しいところが多くて、海岸沿いも電車に乗っていても綺麗で、だいぶ電車も普及して来ましたし、路線自体も。そういうのもいいですよね。

ジョシュア)最近は、みんな、ガイドブックよりもインスタグラムで旅行先を決めています。海外の方は。


障害を持っている人は、行けないところが多い。だからこそ、バリアフリーなのかどうか、情報を発信すれば観光客は増える!
実際、日本語では書かれていても、英語では、ほとんど、情報がありません。これは日本全国の話。だから、まずは、東北が取り組むことには大きな意味があります。

「LOVE&HOPE」。明日も、「復興ディスカッション」の模様をお送りします!

パーソナリティ 鈴村健一

メッセージ、ご意見、プレゼントご応募はこちら

特別番組 LOVE & HOPE ~10年目の春だより

TOKYO FM 特別番組 HANABI

「LOVE&HOPE~防災ハンドブック2015」PDF版ダウンロード配信中

アーカイブ

  • いのちの森
  • Support Our Kid's
  • TOKYO FM
  • JFN