2018年9月13日

女性視点の防災BOOK「東京くらし防災」

?東京に大地震が来る”・・・その日に備えて東京都が発行している冊子『東京くらし防災』をご紹介します。
この本で伝えているのは、いつもの暮らしの中でできる防災です。注目したいのは、女性視点の防災BOOKであるということ。26歳、東京一人暮らしの女性が主人公となって、防災をはじめる姿がイラストで描かれています。

TOKYO FMアナウンサーで、防災士の、古賀涼子さんに聞きました。

◆東京くらし防災
ピンクの表紙に可愛い女性4人のイラストが描かれた「東京くらし防災」。巻頭特集は「いますぐできる!15のこと」。例えば、『生理用品はもう1周期分買っておく』とか、『ママバッグは使った分だけ足しておく』と言った、女性ならではの項目が盛り込まれているのが特徴です。このほか、普段から備えておくべきこと、災害が起きた時にどう行動すべきか、被災した後はどう暮らすかなど、B6版162ページにぎゅっとまとめられています。

でも、そもそも『東京防災』があるのに、どうして「東京くらし防災」を改めて作ったのか。東京都に聞いたところ、過去の災害では、例えば着替えや授乳など女性に対して、より細やかな配慮の大切さが浮き彫りになったこと。そして、防災の取り組みや活動となるとどうしても男性が中心になりがちとなってしまうため、女性リーダーをもっと育てていきたいこと。これらがあって、作成したと言うことでした。

いま、私の手元にこの「東京くらし防災」があるんですが、女性目線で何をどう用意しておけばいいのか具体的に書かれているので、イメージしやすいんです!
例えば、非常袋については、
・鏡
・生理用品
・防犯ブザー
・化粧水や保湿クリーム
・自分の好きなアロマオイル などが挙げられています。
このほか、子供や高齢者向けアレンジ例も載っていて、家族の分の準備の参考にもなります。


『東京くらし防災』、被災者の体験談も載っていて、それらをヒントに、避難時に安全安心に生活する知恵と情報が載っています。例えば、「避難所での防犯」という項目では「複数人で行動し身を守る」「死角になる場所にはできるだけ近づかない」「着替えや洗濯干しは専用スペースで」など、女性視点の防犯が体験談と共に載っています。

この「東京くらし防災」は全ページ、東京都のHPから無料でダウンロードすることができます。とくに女性の方におススメしたい防災ハンドBOOKをご紹介しました。

東京くらし防災サイト

パーソナリティ 鈴村健一

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