2018年9月17日

3649人が被災地を駆ける!「ツール・ド・東北2018」

2013年に始まり、今回で6回目を数える「ツール・ド・東北」。風光明媚な宮城県沿岸部を自転車で巡りながら、被災地の「いま」を感じ、なおかつ東北の美味しいものも味わえるサイクルイベントです。毎年、中西さんは「東北応援大使」としてこのイベントに参加をさせて頂いていますが、今年は新たに新設されたコースの一つ、距離50キロの「南三陸ワンウェイフォンド」に参加しました。




最長200キロを超えるコースがある中で、距離50キロの「南三陸ワンウェイフォンド」は短い部類。とはいえ上っては下り上がっては下がりを繰り返す海岸線特有の厳しいコースに変わりはなく、さすがの中西さんも息を切らしながら駆けていました。



年々コースも増えて、今や全国、海外からも多くの人が参加するほど、メジャーなサイクルイベントに成長しましたが、主催の河北新報社、鈴木紳一さんに、今回6回目の開催を迎えるにあたり、お話しを伺いました。


◆河北新報の鈴木紳一さん
中西)6回目となりますけど、今回新しく仙台からもスタートできるコースも新設されたんですよね?
鈴木)仙台発グループライド&クルージングということで、松島湾のところは遊覧船を貸し切りまして、
   自転車を積んで頂いて、その後また走るという、少し観光的な要素を盛り込んだ新コースを開設しました。
中西)そして僕が今回走らして頂くのは南三陸スタートということでゴールはこの石巻なんですけど、
   このコースも新しいコースなんですよね?
鈴木)はい、南三陸の場合、今までもコースの沿線の自治体ではあったんですけど、もうちょっと南三陸にも、
   人が滞在して頂きたいということで、宿泊して頂いて、翌日、石巻のゴールを目指して頂くということで、
   ワンウェイのコースを新設させて頂きました。2つほどツールド東北には意義がありまして、
   開催当時から震災の復興支援ということで進めてきましたけど、3回目くらいから地元の観光振興だったり、
   地方創生だったりにつながるような魅力を付けながらのコースをプラスしていくということで
   取り組んできてまして、今回ぜんぶ足すと9コースほど。
   それぞれに観光的な要素は盛り込めてるかなと思っております。



2013年の第一回目は、3コース/約1316人の参加だったのが、第6回目の今回は、9コース/約3649人が参加という、大きく成長した「ツールド東北」。もう一つの楽しみが、地元の美味しいものを振る舞うエイドステーションです。中西さんが参加した「南三陸ワンウェイフォンド」では、神割崎と北上の2カ所のエイドステーションがありました。

神割崎では、志津川の名物、「タコ」をトッピングしたカレーが振る舞われました。しかも「茹でホヤ」まで乗っかっています。



一方北上では、しそ味ひじきに梅ちりめんがかかったごはんに、刻んだめかぶとウニがセットになった、ウニめかぶごはんが提供されました。どちらもまあ美味しい!これは人気のイベントになるはずです。

当初10年継続を目指して始まった「ツール・ド・東北」。今後はどんな目標を見据えているのか?明日も鈴木さんのインタビューは続きます。

パーソナリティ 鈴村健一

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