2018年9月21日

危機管理のプロ・自衛隊のノウハウを詰め込んだ「自衛隊防災BOOK」について?


危機管理のプロ・自衛隊のノウハウを詰め込んだ本「自衛隊防災BOOK」。人命救助はもちろん、水や食料の確保、緊急措置など、災害時に役立つテクニックやアイデアが収められています。備えておくと便利なものの一例を、防衛省 陸上幕僚幹部 募集広報係長の林田賢明さんに伺いました。。


◆林田賢明さん/備えておくと便利なものについて
「たとえば今回の北海道の地震においても、夜中に起きました、且つ停電もしていたということで、灯りをとるということがひじょうに大事だと。なのでとある食品を使ってローソク代わりにする方法や、もしくはふつうのライトってなかなか周りを明るくは出来ないと思うんですけど、これ懐中電灯にビニール袋をかぶせることによって光が乱反射をしてランタンのように周りを照らすというのも紹介したりしています。でこれから季節も秋冬とだんだん寒くなってきます。我々もやっている防寒術ですとか、本当に簡単なものを使って寒さをしのぐ方法も紹介しています。たとえばコンビニとかで売っているビニールカッパ。あれを服の中に着こんで上から服を着る。するとサウナスーツのような効果でひじょうに暖かい。ずっと待ってなきゃいけないですとかそういう時にひじょうに便利な知恵になると思います。」



コンビニのカッパがサウナスーツに。動くときは逆に暑くなるので、避難所とかで寒さをしのぐときに活用して欲しいということでした。そして北海道の地震では停電が多くの人を苦しめました。灯りをとる方法として、ツナ缶などの缶詰をローソクにする方法や、懐中電灯にコンビニの白いビニール袋をかぶせてランタンにする方法が紹介されています。

豪雨の被害に、台風、地震と、立て続けに災害が起こる昨今、あらためてこころがけておくことについて、林田さんからのメッセージです。


◆林田賢明さん
「やはり災害というものはいつ起こるかわからないというものもありますので、やはり皆さんが一人一人、“こういう場合にどうしたらいいか”というものを備えて頂くというのが非常に大切かと思います。でもし仮にそういう災害が起きた場合は、我々自衛隊もしっかりと災害派遣活動を実施いたします。その中でやはり、自らを守るという気持ちも大事だと思いますので、日ごろからの備えというものをやって頂ければと思います。その備えのために、たとえば「自衛隊ライフハックチャンネル」であったり、この「自衛隊防災BOOK」が備えの助けになればというふうに思っております。」



「自衛隊ライフハックチャンネル」、そして「自衛隊防災BOOK」、災害に対する心構えとして、ぜひチェックをしてみてください。

「自衛隊ライフハックチャンネル」



パーソナリティ 鈴村健一

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