2018年10月17日

復興グルメシリーズ〜北海道編「はやきたチーズ工房夢民舎」

今週の『LOVE & HOPE』は「復興グルメシリーズ〜北海道編」ということで、北海道胆振東部地震で震度6強を観測した安平町のチーズ工房、「はやきたチーズ工房夢民舎」のレポートをお届けしています。



創立から28年の「夢民舎」。大手航空会社の国際線ファーストクラスでも機内食として採用されるほど、高い評価を受けている、安平町を代表するチーズ工房です。9月6日に起きた地震では一時生産がストップするほどの影響を受けましたが、18日に製造を再開。会社の行く末を案じて眠れぬ日々を過ごしていた、副社長、吉川絵理子さんは、その日のことをこう振り返ります。


◆「このくらいの地震、たいしたことない」

「水が出てようやくチーズの機械が問題なく動くか確認できる、そして製造できた日はほんと嬉しくて、その日にようやくゆっくり眠れましたね。でも(創業者である)父親にそれを言うと、自分は会社をゼロからスタートして何回も崖っぷちを経験して来てるんですって。“このくらいの地震大したことない!”って言うからびっくりしましたね。ああちょっと私はまだまだ精神修行足りないな〜と思いながら。で今チーズを再開出来て、フレッシュ系のチーズは熟成期間が少ないのですぐ製品になるから、社員の人、おかげさまでケガした者がいなかったので、自分たち残業してでも休み返上でも頑張りますって言って製造回数も増やして頑張ってくれているので、パートさんも含めて。ですけど今いちばん痛いのが、カマンベールチーズなんですよね。うちの主力商品でいちばん人気の代表チーズなんですけど、それがどうしても熟成に1か月ちょっと時間がかかるんです。で製造できなかった11日間と、あとは廃棄した分、その分でいま欠品になってしまいましてお客さんをお待たせすることになってしまっているのがすごく残念ではあるんですけど、ただファンのお客さんとかは、そのお話しを伝えたところ、“いやそんな慌てないで自分たち待ってるから大丈夫ですよ〜”って言ってくださるから、そういったファンの方を信じて頑張ろうかなと思ってます。」




創業者でもある現社長は絵理子さんの父。50歳で、チーズ量産の礎を築いた町に再びチーズ作りの灯を点すために、ゼロから会社を立ち上げた人。さすがの気概を感じます。

フレッシュ系のチーズはすでに販売を再開していますが、一番人気の「カマンベールチーズはやきた」は、今まさに熟成中。スタッフが取材に訪れた日も直営レストランの「みやもと」にはカマンベールチーズを求めに来たお客さんが居て、それはそれは欠品を残念がっていました。予定では今月末か来月頭には販売再開予定です。

出荷再開の日を、あるいは夢民舎のスタッフと同じように心待ちにしてもらおうということで、番組では今朝も3名様に「夢民舎」の一番人気商品、「カマンベールチーズはやきた」と、人気2トップのもう一品、クリームチーズとブルーチーズをブレンドした「ダブルチーズ」をセットでプレゼントします。美味しく熟成したら安平町から直接お送りしますので、ぜひご応募ください!





ご希望の方は、『LOVE & HOPE』ブログのメッセージフォームから「夢民舎のチーズ希望」と書いてご応募ください。当選者は後日ブログで発表、プレゼントの発送はカマンベールが熟成し次第になります。

『LOVE & HOPE』、明日も震災からの復活に向かう、「夢民舎」のお話しです。

パーソナリティ 鈴村健一

メッセージ、ご意見、プレゼントご応募はこちら

特別番組 LOVE & HOPE ~10年目の春だより

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