2018年11月8日

北海道厚真町のハスカップ農家・山口善紀さん4

今朝は引き続き、北海道厚真町「ハスカップファーム山口農園」の代表、山口善紀さんのお話し。



勇払原野の何千本の原木の中から、とりわけ甘く、苦みやエグミのない木を見つけ出し、「ゆうしげ」と「あつまみらい」の2種を品種登録。5000本にまで栽培面積を広げていましたが、9月の震災では500本が土砂に埋まり、今も流れ込んだ土砂はそのままになっています。

山口農園をはじめ、町に100軒あるハスカップ畑の復旧作業はこれから途につくことになりますが、費用の面など、先行きに不安を抱える農家も少なくないといいます。


◆「頂いた支援金で苗木を育てる」

「なかなか“木の支援”ということは難しいだろうなっていうのはなんとなく僕も感じてて、ただその“日本一の産地”をもう一回復興してく上で、いま僕が声を頂いてるそのチャリティをしてる人達、「ハスカップに使ってほしい」「支援したい」ってこと言ってくれてるんですね。それで僕のアイデア的には、そうやって頂いたチャリティとか義捐金を“苗木生産”に使おうといま思ってて、たくさんのハスカップ畑が・・・ウチもそうですけど・・・埋まって、苗木の予備が僕は有るんで、そういうお金で、1本2000円とか3000円とかで販売してる木を、供給していけたらなと思ってて、そうすると支援してくれた人達にもわかりやすいなと、これだけの支援を頂いて、これだけの木を生産して、これだけの面積を元に戻せました!みたいな、わかる形にすれば、きっとそっから生産されるものに対しても、支援してくれた人たちが、買ってくれたり、皆さんに美味しいハスカップを届けることにもなるし、結局はその回るよみたいな形にしていければなと思ってますま。いま左側の木、残ってますよね?あの裏も実は崩れてんですよ。もしそこの木が崩れたら苗木も全部そこに刺さってるんで、もう再起不能なぐらいに打撃を受けたんですけど、奇跡的に残してもらったので、やっぱり何かすれっていうメッセージなのかなと・・・」


土砂が流れ込んだハスカップ畑。奇跡的に苗木を育てているエリアが無事だったのは、山口さんが言うように使命を与えられたのかもしれません。さっそく山口さん、Facebookページで「ゆうしげの会」を設立し、現在、参加者を募っています。下記のリンクをチェックしてみてください。

「ゆうしげの会」


そんな山口さんは、甘いハスカップの「ゆうしげ」と「あつまみらい」を育てる一方、「ジャム」などの加工品も手掛けています。



一時は生産がストップしていた貴重な貴重な「ハスカップジャム」、町内の「こぶしの湯あつま」など、4カ所で買うことが出来るほか、電話を頂ければ郵送で販売することも可能ということです。番号はこちら。

「ハスカップカフェ」


パーソナリティ 鈴村健一

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