2018年12月18日

ソフトバンク内川、5回目の福島野球教室?

プロ野球・福岡ソフトバンクホークス 内川聖一選手による福島県の子どもたちのための野球教室の模様、お伝えします。
2014年から毎年、実施している内川選手の野球教室。今年は、郡山市の野球場で、275人の野球少年たちと交流しました。

野球教室はこれで5回目。毎年、この教室に合わせて被災した地域の視察もしており、今年は飯舘村を訪れた内川選手。どんなことを感じたのか、伺いました。

◆回数を重ねることで
姿かたちが戻ったからその街が戻っているかというとそうじゃないんだなということを感じました。子どもたちが現状まだ戻りきれていない、当時を100%とすれば20%くらいしか帰ってきていないんですよね。そうなってくると団体スポーツもなかなかできないという話を聞くと、難しい問題があるんだなと感じさせてもらいましたし、それに対して僕たちが直接的に何ができるかわからないんですよね。でも福島応援しているという気持ちが少しでも伝われば嬉しいと思って毎年来させてもらっていますし、最初にやろうと思ったきっかけの気持ちと、今こうやってここへ来て終わったときの気持ちは違うので、最初は僕らも元気を与えなければという力みがあってきましたけれども、今はどちらかというと福島のみなさんに応援してもらって、終わった時に俺らの方が元気をもらって帰るよな・・・という気持ちになっているので、当たり前のように来ているというか、特別なことではなくなってきている気がします。なかなか直接全員と触れ合う機会は野球教室ではないんですけれども、キャッチボールをすれば全員と触れ合えるので、それが僕らに彼らに与えたい思い出というかそういうものだと思いますし、なおかつここにきてやっているということが意味があることなんじゃないかと思っています。もちろん活躍して、脚光浴びている姿を見て欲しいなといのが一番なんですけども、それだけじゃなくてきつい時や苦しい時も前を向いて一生懸命頑張っているな内川、と思ってもらえるような野球選手でいたいなと思いますね。



今回の野球教室、郡山市は今年はじめての雪に見舞われ、室内練習場でのキャッチボールがメインとなったのですが、そのかわり、内川選手は275人の小中学生全員とキャッチボールをして1000球以上を投げ、全員とボールを通じて交流をしました。今年は日本シリーズ連覇、2000本安打を達成した内川選手。ただ打撃は不審だった内川選手。子どもたちとのふれあいを力に変えて、来シーズンはさらなる活躍を期待しましょう!

パーソナリティ 鈴村健一

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