2019年4月15日

地獄温泉「青風荘」 熊本地震から3年 

今朝は熊本地震から3年。
被害の大きかった南阿蘇村「地獄温泉」からのレポートです。

古くから湯治場として栄え、200年以上にわたって人々を癒し続けてきた地獄温泉の「青風荘」。熊本地震では、建物の崩壊はなかったものの、温泉に通じる道は閉ざされ、あの日以来旅館は閉鎖のまま。もっとも被害を大きくさせたのは、地震から2ヶ月後の豪雨災害。土石流が旅館を襲い、建物の8割。3つある源泉の内2つを失いました。

まずは当時のお話から。旅館の代表、河津誠さんです。

◆明治中期の本館と唯一残った温泉を復興のシンボルに守ろうと。
揺れた瞬間は動けなかった。この辺で6強だったと思います。ひっきりなしに余震がきますので、その度に山が崩れるわけです、ガーーー!と音を立てながら。その度にお客さんはパニックですよね。食料はあったんですが水がなくて、一晩水無しで大丈夫かなーと思ってたら、まず陸上自衛隊の方が無茶苦茶な道を下から歩いてこられて、地上隊として準備されて。そこにヘリが4機来て変わりばんこに降りていって皆さん避難できました。僕が最後に乗ったのは16日の午後4時半ぐらい。飛びながら不思議なんですけど思わず「帰ってくるぞー!」って叫んでました。なぜかわからないんですけど泣けましたね、あの時は。

6月20日から21日未明の雨で旅館の東側を流れている川が溢れて土石流がきて、敷地の半分埋まってる状態ですね。でも不思議なものでものすごく気持ちが折れるようなことは、地震で全然営業できていないのでそこでゼロと思ってたので、僕らこの旅館兄弟3人でやってるんですけど、3人で「ゼロに何掛けてもゼロだから」と。でこの130年の明治中期の建物と、唯一残った温泉を守ろうと。これをシンボルに立ち直ろうと。



唯一残った温泉が「すずめの湯」です。このすずめの湯、熊本地震本震から3年目の4月16日にリニューアルオープンします!

乳白色の温泉で、ボコボコと湯船の底から源泉が湧き出している
青風荘のHP

明日はこの「すずめの湯」再開のお話、お伝えします。

パーソナリティ 鈴村健一

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