2019年6月11日

ラーメンディレクターが行く東北海鮮ラーメン五番勝負

じつは東北沿岸の港町は美味しいラーメン屋さんが居並ぶラーメンパラダイスでもある!ということを知ってもらいたくて、今週は「ラーメンディレクターが行く東北海鮮ラーメン五番勝負!」、お届けしています。しかも今回は「海鮮系ラーメン」に絞って。

今日ご紹介するのは、宮城県石巻市の「サバだしラーメン」です。現在、市内飯野川(いいのかわ)地区の5店舗で食べられます。その中心的なお店が、今回取材した「食堂きかく」。昭和13年創業。ご主人の佐藤宗雄さんのお話です。


◆「学生たちと産み出したラーメンです」
「私んとこは昔は役所があって中心地の商店街だったんですね。でも街がどんどん寂れて、その中で石巻の専修大学の石原先生という方が学生さんと一緒にまちづくりをしませんか?と言うことで、震災の前の前の年にいろんなことをやり始めたんですね。その中で金華山で取れる石巻の名物なので、“鯖でラーメンを作れないでしょうか?”と言うのがあって、ラーメンが出た。ただ鯖って足がはやい。悪くなるのが早いし、鯖なんてもらって食べてても残してしまうみたいな時代があったので、「地元で売れないよね」なんて言いながらやっていたんですけれども、学生さんがいろいろPRをしていただいて、ポツポツくるようになってきて、1年半ぐらいかかりましたかね。かなり評判になったもので(お客さんが)来ていただけるようになったんですね」



ちなみに食堂きかくは津波の被害をまぬがれ、営業再開も早かったので、当時は多くの工事関係者やボランティアの皆さんが足を運んだといいます。

そんな食堂きかくの「サバだしラーメン」、味のヒミツを伺いました。

◆「ポイントは“焼サバだし”」

「うちでは、元はそのままでスープを取ったり煮て取ったりいろんなことをやったんですが、今は全部洗って身を外して、それを高熱で長時間焼いて、それでスープを取るように。焼きサバだしですよね。あと上にトッピングするのは、サバのつみれ、焦がしネギを載せたり、ニンニクをチップにして。汁まで全部食べてもらえるような、何かクセになる、毎週のように来る方もいますし毎日かなり忙しくさせてもらっています」




ラーメンDの寸評
●焼サバと鶏の透き通ったスープはすっきりしており、かつ、魚介系の風味とコクがある。生臭みはゼロ。旨味しかない。焦がしネギとニンニクチップが食欲をそそる。一番人気はサバだしラーメン+ミニソースカツ丼のセット。じつは食堂きかくがサバだしラーメンを始める前から看板メニューだったソースカツ丼は、香ばしいコク甘の特製ソースをまとったカツが控えめに言っても“腰が抜けるほど旨い”。オーダーするならぜひこのセットをおススメします。

ということで「ラーメンディレクターが行く東北海鮮ラーメン五番勝負!」、あしたは南三陸町の「たこつぼラーメン」です。

パーソナリティ 鈴村健一

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