2019年8月19日

藍は東北を救う? 南三陸町・でんでん虫カンパニー

今週は、宮城県・南三陸町でまさに芽吹いたばかりの、「アイ」のレポートです。

アイといっても、L・O・V・Eの愛ではなく。藍染めの「藍(あい)」です。実はいま、南三陸の山間の小さな集落で、天然の藍染めによる
モノづくり、藍染め体験会などの地域おこしが始まっています。

これに取り組んでいるのは「でんでん虫カンパニー」。震災後に南三陸へ移住した若い女性が立ち上げた会社です。まずは、藍染体験のレポート。取材したのは、ラジオ番組「いのちの森」パーソナリティの高橋万里恵さん。でんでん虫カンパニー代表・中村未來さんの案内で取材チームはズンズン山の中へ進んでいきました・・・


◆南三陸の山あいに藍畑が
高橋:宮城県南三陸町にやってきました。こちらで「藍」の栽培から、藍を使った製品までを手掛けていらっしゃいます、でんでん虫カンパニーの中村未來さんにお話伺いたいと思います。さっそく連れてきていただいたのが畑なんですが、目の前にある30−40センチくらいの植物・・・これが藍ですか。

中村:そうです。タデアイという藍です。葉っぱに青く染める成分が多く含まれていて、この葉っぱを取って染めの液を作っていきます。まさにいま第1回目の刈りが8月ごろから始まったところです。




この藍畑は震災の影響で水が流れなくなった田んぼを畑に転用したもの。地元の方が快く貸してくれたのだそうです。中村さんがこの畑で育てているのは完全無農薬のタデアイ。害虫を取り除くのも牛乳を薄めたスプレーを使っています。全て手作業だというからスゴイ・・・。

藍畑を見学したあとは、いよいよ藍染体験!工房には、寸胴鍋に入った藍染めの液が用意されていました。


◆「青は藍より出でて藍より青し」
高橋:藍染めをするお鍋を開けていただきましたが、すごく濃い青です。鍋の底なんて全然見えない。高さ30センチくらいかな。

中村:液に5分間つけて、5分経過したら出して広げて空気にさらしてあげるというのを何度も繰り返して色をどんどん濃くしていきます。

(※ということで5分間経過!)

中村:では取り出していきます。そして急いで広げていきます。そうするとどんどん青くなっていっているのが分かりますか。緑が、青が混じっていって・・・

高橋:ウソみたい。空気に触れて青に、濃い青になってきました。どんどん色が変わっていきますね。濃くなっていく〜。


この作業を何度も繰り返したあとは、藍染め工房のすぐとなりを流れるキレイな川へ移動です。

<b>中村:ここに川がありますので、あとは表面についた余分な藍を落とすので、けっこうゴシゴシと川で洗います。ここでは芝刈りもあるので、私の家族は「おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に」みたいな生活をしています。

高橋:あとは桃太郎待ちじゃないですか(笑)




ということで、思った以上に素敵な藍染めに成功〜! 洗濯ばさみやビニールひもなどを使って染めたくない部分を縛ることで、こんな風に模様ができるんです。

でんでん虫カンパニーによる藍の栽培がはじまったのは5年前。震災ボランティアをきっかけに移住してきた中村さんは、藍を活用した様々なものづくり、プロジェクトを計画しています。この続きは明日。


なんでも食べてみる高橋万里恵。藍の葉っぱも食べてみました。

けっこう苦かったようです。とはいえ、藍は食用にもなるそうですよ

パーソナリティ 鈴村健一

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