2019年8月23日

居心地のよい暮らしとは  南三陸町・でんでん虫カンパニー?

宮城県・南三陸町から、でんでん虫カンパニーの代表・中村未來さんのお話、お届けしてます。

震災後、ボランティアをきっかけに南三陸に移住。南三陸の豊かな自然、美味しい食べ物、そして魅力的な人たちのために生きていくという道を選んだ中村さん。

すでに移住して数年が経過しているんですが、中村さんの活動拠点は、山と森、川に囲まれた自然の中にあります。そして実は中村さん、そういう自然につきものの、あるモノが、とっても苦手なのだそうです。

◆住みたいから受け入れる
中村:にょろにょろ系がすごく苦手なんですよ。ミミズとか蛇とか。だけど全部トータルでいうと慣れだなと思っていて、特にミミズなんかは、ミミズのいる土のほうが良いですよね。それを知るとミミズさんが出てきて驚くんですけれども「居てくれてありがとう」みたいな気持ちになって、この土は安心だなと思えるんです。ミミズの色でも酸性度やアルカリとかがわかるので、そういう指標にしたり。蛇に関しては本当に苦手で、いま言葉にできましたけど、昔は言葉に出すことも嫌だし、年賀状も蛇年の年には絶っ対に蛇の絵なんか描かないし「巳」も書かないくらい嫌いだったんですけれども、この払川集落に私は本当にとりこにされているんですけれども、ここは絶対に蛇さんたちがいるんですね。私よりも断然 先に蛇さんたちが住んでたので、私がここに住みたいなら蛇を受け入れるしかないということなんです。どうやったら友達になれるだろうととにかくひたすらに考えて共存しようと努力しています。どういう暮らし方をしたいかをすごく考えたときに、アレもコレもというのは無理なんですね。便利な生活もしたいけど自然の中に居たいというのはなかなか難しい。今の自分はこういう自然の中に囲まれて土に触れて、払川で生きることがすごく優先順位が高いので、それが実現できていれば多少他のものは諦めると言うが、それは仕方ないよねと言う考え方ですかね。でも本当に大切にしたいと思っているのは自分の居心地が良いと思える場所とか、時間の過ごし方をしたいというのが優先順位が高いので、そことはすごくいつも対話をしながら過ごしてます。


パーソナリティ 鈴村健一

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